現在位置:
  1. asahi.com
  2. イベント情報
  3. 展覧会・博覧会
  4. 記事

没後10年記念「三岸節子展」が8月1日まで名古屋・松坂屋美術館で開催中

2010年7月8日13時24分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真「花 軽井沢にて」1962年 57歳(韮崎大村美術館蔵)写真「グアディスの家」1988年 83歳(豊橋市美術博物館蔵)

 女性の洋画家でただ1人、文化功労者に顕彰された三岸節子(1905−1999)が94歳で亡くなってから10年になるのを記念して開く展覧会です。

 本展のための調査で、人気画家となっても満足せず、63歳からフランスに渡って風景画に挑戦した日々をつづった数十冊の日記帳が発見されました。その日記の内容をもとに、節子の心の旅路をたどりながら、代表作約80点で画業を紹介しています。

 三岸節子は、明治、大正、昭和、平成の激動の時代に、女性画家の第一人者として先頭に立って力強い作品を発表し続けました。描くことは生きることであり、絵は祈りそのものでした。

 19歳で天才画家・三岸好太郎と結婚。29歳で3人の幼い子供をかかえた未亡人となり、戦争中も疎開せずに静物画を描き続けました。

 戦後、人気作家となった境遇に満足せず、63歳から20年間フランスに渡り風景画に挑戦。波乱の道のりを自らに科すような生涯でした。

 数十冊の日記帳は、フランス・ヴェロンと神奈川県大磯のアトリエから発見されました。その中には、節子の絵にかける思いや家族との葛藤、フランスへ渡ってからの生活が赤裸々に綴られていました。

 没後10年を経た現在だからこそ発表出来る日記の内容が、本展の構成の背骨になっています。

 また、節子の絵画にかける情熱や画面構成についての理解を深めるために夫・三岸好太郎が描いた節子の肖像画や、節子の渡仏生活を支えた息子・三岸黄太郎の作品も参考出品し、画家一家の関係と作風の相違をさぐります。

■没後10年記念 三岸節子展 心の旅路〜満開の桜のもとに

■会期 7月7日(水)〜8月1日(日)まで。午前10時〜午後7時30分

ただし、最終日8月1日(日)は午後6時閉館。いずれも入館は閉館の30分前まで。会期中無休

■会場 名古屋・松坂屋美術館

■入場料 一般1000円、大学・高校生800円、中学生以下無料

■問い合わせ 松坂屋美術館(052・264・3611)

主催:朝日新聞社、松坂屋美術館

協力:女子美術大学、北海道立三岸好太郎美術館、一宮市三岸節子記念美術館

検索フォーム