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「古代メキシコ・オルメカ文明展」、「バウハウス・キッチン展」、「METライブビューイング」など 11月4日号

2010年11月5日9時54分

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写真  写真  写真(花びら状に埋納された石斧)All photos:CONACULTA,INAH

■ 「古代メキシコ・オルメカ文明展」 これ何? 3千年前の不思議

 メキシコ湾岸地域に3千年以上前に花開いた謎の文明を紹介する「古代メキシコ・オルメカ文明展」。会場には、ちょっと不思議な作品が数多く並んでいる。

◇集まる人

 6本の細長い板を背に、16人の人物が顔を合わせて立っている複製ジオラマ=写真上。原品はメキシコ国立人類学博物館に収蔵され、「会議に集まる人々」と題して展示されている。

 人物は全員が裸で髪もなく、頭頂部はとがっている。神官たちによる宗教儀礼の一場面を再現していると考えられている。16人も集まってどんな話をしているのだろうか。オルメカの人たちが熱く議論する声が聞こえてくるようだ。

◇笑う仮面

 笑顔の土製仮面=同中=は、目尻を下げ、満面の笑みを浮かべている。たれ下がった耳。歯はギザギザで、舌をつき出している。正面から見ると、笑っているようなのに、下から見上げると動物が牙をむいているようでもある。顔の中央には入れ墨か化粧と思われる筋が3方向に描かれている。幅14センチほどの小ぶりなこの仮面は、いったい何を表現し、どんな場面で使われたのだろう。

◇花びら状

 数十本のヒスイ製の石斧(せきふ)がズラリ。一つの遺跡から何百本も見つかった石斧の一部だ。6本が花びら状に土中に埋め込まれた形で見つかった例もある=同下。わざわざ花びら状に埋めたのはなぜだろう。

 オルメカの人にとってヒスイは生命の象徴であり、石斧はその形からトウモロコシの象徴とされる。金属製の道具を持たない彼らは、相当な苦労を重ねてヒスイを磨き上げたはずだ。

 本来、木などを切るために作られるが、発掘された石斧には、使われた痕跡はない。手間をかけて磨いたヒスイを、惜しげもなく土中に埋めたのは何のためだったのか。

 会場に並べられた古代メキシコ・オルメカ文明の品々は、はるか3千年前の人々の暮らしに見る者をいざなってくれる。

 展覧会は東京・池袋サンシャインシティのオリエント博物館で12月19日まで開催。一般1400円など。

■ 「バウハウス・キッチン展」 機能的キッチンを再現

 快適で豊かな家庭生活を多くの人々が送れるように、機能的で新しいデザインを生み出したドイツの造形学校、バウハウス。その理念が生かされたキッチン関連の道具や食器、家具、織物など約200点を紹介する展覧会が東京・汐留のパナソニック電工・汐留ミュージアムで開かれている。1919年の設立から33年の閉校まで、わずか14年の活動期間にもかかわらず、バウハウス・テイストは、今に至るまで大きな影響を残している。

 当時、家事労働を改善するために実験的につくられた機能的なキッチンを、実物大で再現。実際に引き出しを引いたり戸棚を開けたりして、その便利さを実感することができる。

 12月12日まで。問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)

■ 「METライブビューイング」 本場オペラ12演目、映画館で

 ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演されたばかりのオペラを、映画館の大スクリーンで味わう「METライブビューイング」の新シーズンが6日から始まる。

 開幕を飾るのは「シルク・ドゥ・ソレイユ」で知られる演出家、ロベール・ルパージュが手がけるワーグナーの「ニーベルングの指環 序夜/ラインの黄金」。45トンもの舞台装置が、コンピューター制御で変幻自在に姿を変える。

 現代を代表する歌手や指揮者が出演するぜいたくな舞台を、高品質の映像と音響で楽しめる。定番の名作から、なかなかお目にかかれない作品まで12演目を全国13映画館で上映する=下の表。入場料は各3500円(「ワルキューレ」のみ5千円)。日本語字幕つき。(朝日新聞社協力)

◇METライブビューイング2010−11シーズン

   上映期間              演目

11/6[土]〜12[金]  ワーグナー:ラインの黄金

11/13[土]〜19[金] ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ

12/4[土]〜10[金]  ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ

 <2011年>

1/8[土]〜14[金]   ヴェルディ:ドン・カルロ

1/29[土]〜2/4[金] プッチーニ:西部の娘

2/26[土]〜3/4[金] アダムズ:ニクソン・イン・チャイナ

3/19[土]〜25[金]  グルック:タウリスのイフィゲニア

4/9[土]〜15[金]   ドニゼッティ:ランメルモールのルチア

5/7[土]〜13[金]   ロッシーニ:オリー伯爵

5/14[土]〜20[金]  R.シュトラウス:カプリッチョ

5/28[土]〜6/3[金] ヴェルディ:イル・トロヴァトーレ

6/11[土]〜17[金]  ワーグナー:ワルキューレ

<上映劇場(東日本):札幌シネマフロンティア、MOVIX利府、MOVIX柏の葉、新宿ピカデリー、東劇、MOVIX昭島、109シネマズ川崎、109シネマズMM横浜※一部劇場で上映期間が異なることがあります>

■ 映画「ゲゲゲの女房」 「夫婦」になっていく日々

 漫画家・水木しげるの妻、武良布枝が夫婦の人生をつづった人気エッセーを映画化した「ゲゲゲの女房」が今月公開される。水木が売れっ子になる直前までを描き、2人が苦楽を共にしていくうちに「夫婦」になっていく過程に焦点を当てる。

 昭和36年、お見合いから5日後に結婚するしげる(宮藤官九郎)と布枝(吹石一恵)。出雲・安来から上京した布枝を待ち受けていたのは、底無しの貧乏生活だった。その中で、ただひたすら漫画を描き続けるしげるに、布枝は共感し寄り添う。

 水木にそっくりと自他ともに認める宮藤は、「物語の順番通りに撮影されたので、夫婦のぎこちない感じから打ち解けていく感じまで自然でやりやすかった」と話す。

 監督は鈴木卓爾。出演はほかに坂井真紀、村上淳、鈴木慶一、南果歩ら。20日から東京の新宿武蔵野館など各地で公開。前売り一般1300円など。公式サイトwww.gegege−eiga.com

■ 「人ひとこと」 藤原道山さん 原点凝縮した演奏を

 「今回の公演で、演奏家としてのすべてをお見せしたい」。デビュー10周年を記念し、東京・浜離宮朝日ホールで11月11日、12日、12月10日の3回連続でコンサートを開く。

 特に初日にこだわる。「師・山本邦山先生の作品で、尺八奏者としてのぼくの原点を凝縮して伝えたい」と意気込む。芸大出身の若手演奏家8人と共演する「竹の群像」では1本ごとに音色が異なる尺八の特性を生かし、楽器で対話する。圧巻はなんといっても山本邦山の大曲「竹の四季」。尺八1本で日本の春夏秋冬の情景を描きだす。

 全席指定5500円。通し券あり。問い合わせは朝日ホール03・3267・9990。

■ 「全国レディーステニス決勝大会」 全国大会に気合十分

 ソニー生命カップ第32回全国レディーステニス決勝大会が17日、東京都昭島市の昭和の森テニスセンターで開幕する。都道府県大会で代表を射止めた25歳以上の女性たちが、ダブルスで競う。

 全国から届いた出場チームの抱負には、熱いコメントがずらりと並ぶ。「この大会はママさんたちの甲子園。仲間の足を引っ張らないように一生懸命に戦う」(秋田)。「平均身長155・1センチ。小さな分、気合と気持ちは誰よりも濃い」(富山)。「(代表には種子島の選手がいて)離島ならではのハンデを乗り越えてがんばる」(鹿児島)。中には、会社を休んで予選会に出場し代表切符を手にした人もいて、気合十分だ。

 主管の日本女子テニス連盟の飯田藍会長は「宮崎が昨年ベスト4入りしたように、地方も力をつけてきた」と話す。今秋もレディースの白熱したプレーが繰り広げられる。

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