現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. イベント情報
  3. イベントAsahi
  4. 記事

「リヒテンシュタイン展」「エル・グレコ展」「巨匠たちの英国水彩画展」など10月17日号

2012年10月17日16時57分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリをYahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真【リヒテンシュタイン展】砂糖菓子の「夏の離宮」と今田美奈子さん=西田裕樹撮影写真【リヒテンシュタイン展】展覧会とのタイアップ商品「GINZA TANAKAのコインジュエリー」写真【エル・グレコ展】「聖アンナのいる聖家族」1590〜95年ころ、メディナセリ公爵家財団タベラ施療院蔵 ©Fundacion Casa Ducal de Medinaceli, Hospital de Tavera, Toledo, Spain写真【巨匠たちの英国水彩画展】ターナー「コンウェイ城」1801〜02年写真【のぼうの城】成田長親役の野村萬斎(手前)

■お菓子の宮殿 味わい深く「リヒテンシュタイン展」

 「これ、ほんとにお菓子で出来てるの?」と、思わず驚きの声が漏れる。「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展の特設ショップに、小さな宮殿が飾られている。洋菓子研究家の今田美奈子さんが監修し、侯爵家のコレクションを収蔵するウィーンの「夏の離宮」を実物の200分の1の大きさで再現した。

 材料は粉砂糖や卵白、ゼラチンなどを練った生地。食用色素で色をつけた。食べられるが、おいしくはないらしい。制作には5人がかりで4カ月かかった。侯爵家から宮殿の設計図を取り寄せ、「緻密で完璧に作り上げた」という。

 宮殿の前では金の馬車が車列を組み、装飾が美しい庭園も作った。今田さんは「お菓子ならではの温かい味わいを楽しんでいただきたい」と話している。

 東京・六本木の国立新美術館で12月23日まで。

 本展特設ショップでは、今田さんが侯爵家のレシピで再現した「焼き菓子セット」や、26種類の伝統的なお菓子などを紹介した「ヨーロッパお菓子物語」(朝日学生新聞社)のほか、ウィーン金貨を装飾したコインジュエリー(GINZA TANAKA)、ゴブラン織りのバッグ(Think Bee!)、スワロフスキー・エレメントを配した腕時計(ジャックルマン)など、バロック調をイメージしたタイアップ商品を販売している。

■奇才の傑作 湧き上がる情感 来年1月上野で 「エル・グレコ展」

 16〜17世紀のスペイン美術の黄金時代に、宗教画や肖像画の傑作を数多く描いた巨匠エル・グレコの回顧展が、来年1月19日から4月7日まで東京・上野の東京都美術館で開かれる。世界中から油彩の傑作ばかり50余点を集めた回顧展は、これまで国内で開かれた最大の個展となる。

 ゴヤやベラスケスと共にスペイン三大画家の一人に数えられるエル・グレコ。最大の特徴は揺らめく炎のように細く引き伸ばされた人物像と、鮮烈な色彩だ。

 自然な比率を無視したかのような人体の表現や、不自然なまでの鮮やかな色使いは、見たままの現実を絵の中に描き写して再現するスタイルの絵画とは全く違う。描かれる人物の感情や、出来事の劇的さを表現しようと求めた結果だとされている。

 エル・グレコは、その情感豊かな独特の表現で、カトリックの教義を表した宗教画を多く描いた。スペインの宗教関係者は彼の画風を熱狂的に支持。個人が祈りを捧げるための祈念画や、教会を飾る巨大な祭壇画を次々注文した。特にエル・グレコの住んだスペインの古都トレドには、多く作品が残っており、展覧会でも紹介される。

■旅したくなる風景ずらり「巨匠たちの英国水彩画展」

 19世紀に英国で花開いた水彩画の世界を紹介する「巨匠たちの英国水彩画展」が、20日から12月9日まで、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれる。マンチェスター大学ウィットワース美術館から、ターナーやミレイら、英国を代表する画家たちの名品150点余りを紹介する。

 18世紀以降道路の整備が進み、観光旅行が盛んになった英国では、名所旧跡を描いた風景画が好まれるようになり、需要が高まった。多くの画家が各地を巡って人々の目を喜ばせる「絵になる」風景を見いだし、携帯した水彩画材で制作にいそしんだ。

 この時代の英国で高まった自国の歴史への関心や愛国心も、風景画の需要を後押しした。ターナーの「コンウェイ城」(1801〜02年)のような、古くから伝わる建築物を描いた作品は、特に人気が高かったという。

■萬斎主演 迫力の戦国絵巻 映画「のぼうの城」

 合戦シーンが迫力あふれるスペクタクル映画「のぼうの城」が11月2日、全国公開される。原作は、累計165万部の大ベストセラーとなっている和田竜の同名小説で、野村萬斎が8年ぶりに映画で主演というのも話題だ。

 豊臣秀吉が天下統一を目前にする頃、配下の石田三成は2万人の大軍で忍城(現在の埼玉県行田市)に押し寄せる。降伏を迫る石田軍の無礼な態度に、城を守る「のぼう様(でくのぼうの意)」こと成田長親は開戦を宣言し、わずか500人の手勢で戦いを挑む。

 誰をも魅了する長親をはじめ、個性的な人物が続々と登場。単なる合戦ものではなく、それぞれの思惑が交錯するスリリングな人間ドラマにも仕上がった。監督は犬童一心と樋口真嗣。出演は他に榮倉奈々、佐藤浩市、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、市村正親。

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介