「機動戦士ガンダム」は1979年、テレビアニメとして初放送されました。地球と宇宙を舞台に、現実味のあるキャラクター設定や人間ドラマ、そして臨場感にあふれたモビルスーツ(作中に登場する地球連邦軍とジオン軍の兵器)同士の戦いで絶大な人気を博しました。本展は、放送から35周年を記念して、1000点に上る原画などの制作資料を一挙に展示する初めての本格的なガンダム展です。

 ガンダムを創造したのは、草創期の段階から企画を練り、総監督を務める富野由悠季氏、富野氏のイメージをガンダムの世界として視覚化した中村光毅氏、人間味のあるキャラクターを続々と生み出した安彦良和氏、モビルスーツをはじめ、登場する強くてかっこいいメカニックの設定を手がけた大河原邦男氏の4人のクリエーターたちでした。本展では、富野氏の企画メモや中村氏の美術ボード、安彦氏による原画の数々、大河原氏が試行した多様な設定画を展示空間の中で一体的に見せるとともに、会場内の特設シアターでは、来場者があたかもホワイトベース(作品に登場する地球連邦の軍艦)に搭乗し、クルーとともに大気圏突入をめぐる戦いを体験できるような新作映像の上映も行います。ブライトやミライとともに来場者もクルーの一員になれる演出が見どころです。

 また「物語のはじまり」「激突・モビルスーツ」など四つの資料コーナーでは、映像や音声をふんだんに活用し、名作が生まれた背景や過程を空間演出によって解き明かします。1980年に発売され、来年35周年を迎えるガンプラ(ガンダムのプラモデル)も見応えのある展示に一役買っています。忘れがたい名場面や物語の余韻を立体的に思い出し、楽しむ事ができます。

 この35年の間にガンダムはシリーズ化され、新しい多くのファンを獲得してきましたが、本展では富野総監督が指揮を執るシリーズ最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」も一部紹介します。シリーズのダイジェスト映像「ALL G トリビュート・クロニクル」とともに、過去から現在、現在から未来へと終わることのないガンダムの魅力を全身で感じることができる展覧会です。

■「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」

■会場:大阪文化館・天保山

■会期:2014年7月12日(土)~8月31日(日)

■会期中無休

■開館時間:午前10時~午後8時(入館は午後7時まで)

■入館料:一般・大学生 2000円(1800円)、中学・高校生 1500円(1300円)、4歳~小学生 800円(600円)

※カッコ内は前売価格(7月11日まで、公式サイト上のオンラインチケット、セブンチケット、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラスなどで販売)

■問い合わせ 050-5542-8600(ハローダイヤル)

■展覧会公式サイト http://www.gundam-ten.jp

主催:朝日新聞社、創通、サンライズ、バンダイ、バンダイナムコゲームス、バンダイビジュアル、大阪文化館・天保山

関連特集