仏師の豊かな表現や高度な技術を紹介する特別展「仏像の姿(かたち)―微笑(ほほえ)む・飾る・踊る」が15日から東京・日本橋の三井記念美術館で始まる。

 片方を半眼、もう片方を大きく見開き、下唇をかみしめる怒りの顔。「不動明王立像」鎌倉時代は高さ50センチにも満たない像だが、あまり例のない大胆なポーズをとる。大きく踏み出した左足と斜に構えた体。衆生(しゅじょう)を救うための縄、羂索(けんさく)を握りしめる左手が、像全体に力強さを与えている。同館の清水真澄館長は「腰のひねりなど動きが自然で、着衣の表現も隙が無く洗練されている」とみる。会場には飛鳥から鎌倉時代の62体と、東京芸大文化財保存学(彫刻)の復元作品など18体の仏像が並ぶ。11月25日まで。一般1300円など。

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