東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」。世界的に人気が高いキャラクターの始まりは9冊の小説だ。展覧会図録は、原書をイメージさせる小ぶりで可愛らしいデザインになっている。

 約30年ムーミンに関する書籍を編集し、図録に携わった横川浩子さんは、「展覧会をきっかけに小説も読んでほしい」と話す。図録には小説のあらすじや、初版「ムーミン谷の冬」(1957年)から抜粋したページも盛り込んだ。原書の一端に触れることで、文と挿絵の両方を手がけたトーベ・ヤンソンの意図が伝わればという。

 ともに編集に当たった内山さつきさんは、トーベが夏を過ごした孤島クルーブ島に滞在したことがある。「ヤンソン家は嵐が大好きでした。トーベは近づいてくる嵐や海に映る月明かりを見るために、島の小屋の四方に窓を作ったほど。フィンランドの海や島の文化から生まれたムーミンを感じてほしい」

 「ムーミン屋敷には鍵がありません。誰にでもオープンです」と横川さん。ぜひ本の扉を開けてムーミンの世界へ。図録は2200円(税抜き)。展覧会は6月16日まで、一般1800円など。

 <©Moomin Characters™>

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