現代を代表する作家の大回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime」が始まる。日本でも人気が高く、これまで新潟や香川の芸術祭に出品。今回は初期から近年までの46点が一挙公開される予定だ。

 作家は「重要なのは作品の中に入り込むこと」と語る。今月6日まで開催した大阪会場(国立国際美術館)では、光、音、匂いなど感覚に訴える要素に満ちた作品が密接に隣り合い、会場自体が一つの巨大な作品のような空間に。作品の一部である心臓音がドクドクと響き、人の胎内にいる不思議な感覚に陥らせた。

 東京では、大阪とは異なる大きさの会場に合わせた展示を、いちから作り上げる。その場でしか体感できない特別な空間に、全身の感覚を預けてみたい。6月12日から9月2日まで、東京・六本木の国立新美術館。一般1600円など。

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