世界報道写真コンテストの入賞作を紹介する「世界報道写真展2019」が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催中だ。

 近年注目されているのが環境の部の受賞作。女性のみで構成されるジンバブエの反密猟武装部隊「アカシンガ」を撮った作品=写真=は、自然保護が一筋縄ではいかないことを表している。恵まれない生い立ちの女性に仕事を提供し、地元住民の利益にもなるべく活動する一方、トロフィー・ハンティング(娯楽のための狩猟)から得た料金を資金元にするなど、批判もある。複雑な現実を写し出した一枚だ。

 今年は、複数の写真でテーマを表現した作品に贈られる世界報道写真ストーリー大賞が新設され、世界の今をさらに多面的、重層的に伝えている。8月4日まで、一般800円など。

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