西洋近代絵画の表現を吸収し、戦後「蓬春(ほうしゅん)モダニズム」と呼ばれる清新な日本画を生んだ画家の代表作を紹介する「山口蓬春展 新日本画創造への飽くなき挑戦」が、7日から19日まで東京・日本橋高島屋S.C.で開かれる。

 山口蓬春は、やまと絵のトップランナーの一人として活躍していたが、表現の限界に悩み、西洋近代絵画に接近。その線の表現や画面構成を取り込んだ新しい日本画を描き、評価された。写実表現や琳派的な表現にも挑戦。後年は伝統的な日本画の画題へと回帰し、和洋の融合を目指した。

 一つの画風に安住せず、文化勲章画家となっても挑戦を続けた蓬春。今展では、約10カ所の所蔵先から作品が集まる。約70年前の作品とは思えないほどの現代性をたたえる代表作「望郷」の本画=写真(1953年、個人蔵)=、小下絵、小下図もそろい踏みする。一般800円など。

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