東京・上野の東京芸術大学大学美術館で「円山応挙から近代京都画壇へ」が好評開催中だ。

 江戸中期から昭和初期まで、円山・四条派の全容に迫る同展では、大乗寺襖(ふすま)絵32面などの一部の作品を除き、3日から展示を大幅に入れ替えている。注目は応挙絶筆の重要文化財「保津川図」=写真。応挙の故郷亀岡から嵯峨嵐山を流れるこの川は、渓谷の絶景を楽しむ舟下りで知られる。本作は写生の技術と屛風(びょうぶ)の特性を生かし、立体的空間を生み出した大作だ。会場では2隻の屛風をくの字に展示。舟下りをしているような心地にさせる、応挙得意の視覚トリックを体感できる。29日まで。一般1500円など。

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