東京・両国の東京都江戸東京博物館で14日、特別展「士 サムライ――天下太平を支えた人びと」が開幕する。幕末から明治初期に撮られた古写真や道具類など約200点から、江戸時代のサムライの知られざる日常生活を紹介する。

 戦乱の世が終わった江戸時代、もはや「武士」とはいえないサムライの重要任務は災害対応だった。剣術や鉄砲などの鍛錬を怠らず、来たる災害に備えた。火事が頻発した江戸市中では、火消しの統率にあたり、河川の氾濫(はんらん)や浸水の際にもいち早く出動したという。展覧会では、対馬藩宗家伝来の火事装束を展示する。熱に強い毛織りの生地に五七桐紋(きりもん)をあしらった華やかな装束だ。火事場で指揮、監督にあたりつつ、大名としての威厳を示す意味合いが強く表れている。

 11月4日まで。一般1100円など。展示替えあり。

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