中国や日本の美しい自然の情景を描いた山水図を紹介する「名勝八景 憧れの山水」展が、5日から東京・丸の内の出光美術館で開かれる。

 中国宋時代末期から元時代初期に活躍した画僧・玉澗(ぎょくかん)は、「山市晴嵐図(さんしせいらんず)」=写真、同美術館蔵=を荒々しく簡略化して描いている。中国の伝統的画題「瀟湘(しょうしょう)八景」の一つを描いており、人家の屋根や荷を担ぐ人の姿から里山の景色が浮かび上がる。日本にもたらされ、室町将軍家が所有。雪舟や雪村、狩野派に大きな影響を及ぼしたという。

 このほか狩野探幽や久隅守景、岩佐又兵衛らの約40件によって、山水の世界をたどる。11月10日まで。一般1千円など。会期中、一部展示替えがある。

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