多彩な個性が魅力の高麗茶碗(こうらいちゃわん)がずらりと並ぶ、特別展「茶の湯の名碗 高麗茶碗」が東京・日本橋の三井記念美術館で開催中だ。

 会場でははじめに千利休の師、武野紹鷗(じょうおう)が所持していたとされる名物、「大井戸茶碗 銘蓬萊(ほうらい) 武野井戸」=写真、16世紀、藤田美術館蔵=が来場者を迎える。大ぶりで見込みが深く、柔らかな色の釉薬(ゆうやく)と細かな貫入がある碗は、ゆったりとした静かな美しさをたたえている。

 本展は、朝鮮半島で日常の器として作られ、後に日本でわび茶の用途に見立てられた茶碗と、日本向けに焼かれた茶碗を分けて紹介。その変遷を約100点でたどる。12月1日まで。一般1300円など。会期中、一部展示替えがある。

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