「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」が19日、東京・上野の国立西洋美術館で開幕する。絵画、版画、工芸品、武具など多岐にわたる100点を紹介する。

 見どころの一つが、歴史を彩ったハプスブルク家の人々の肖像画だ。中でも有名なのが、女性画家ヴィジェ・ルブランによるマリー・アントワネットの肖像。18歳で王妃になって数年後の姿が、みずみずしく高貴なたたずまいで描かれている。

 政略結婚で勢力を拡大したハプスブルク家にとって肖像画は、婚約者の姿を相手に知らせたり、遠方の家族の近況を知ったりするために重要な役割を果たした。本作も待ちわびていた母マリア・テレジアのもとに送られた。14歳で嫁いだ末娘を常に案じていたという母は、この絵をどのような思いで見たのだろうか。来年1月26日まで。一般1700円など。

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