国宝・観音菩薩(ぼさつ)立像(百済観音)が23年ぶりに東京で公開されることで注目を集めながら、中止となった特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」(東京国立博物館)。カラーページが豊富な図録で、その展示内容を知ることができる。百済観音の魅力的なほほ笑みや美しい指先、毘沙門天立像、吉祥天立像の彩色をアップで紹介。法隆寺金堂壁画の配置図や、1949(昭和24)年の火災により焼損してしまった壁画の写真も掲載しており、資料性が高い1冊だ。

 担当学芸員や学識者による論文やコラムでは、金堂壁画の世界観や技法を読み解き、先人たちによる保存活動の歩みを振り返る。214ページ、2300円。「朝日新聞SHOP」などで販売中。詳細は展覧会サイト(https://horyujikondo2020.jp/別ウインドウで開きます)。

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