第42回朝日陶芸展には、全国42都道府県から672点(581人)の作品が寄せられました。グランプリに輝いたのは、萩市の金子信彦(53)さんの「天空の華(はな)」。
その熱帯植物を連想させる形は、作品タイトルが物語るように、天にたおやかに花開いた大輪の華を思わせます。この上なくきめ細やかな華の肌は、全体にほのかに薄桃色の衣装を纏い、真ん中の穴の周りにかけて青みを帯びているその様は、そこはかとないエロスを醸し出しています。
本展には、このグランプリを含む入賞10点と入選99点が展示されます。現代陶芸の最前線を垣間見ることができるのでは。
■会期:2月24日(木)〜3月27日(日)、午前9時30分〜午後5時15分、2月28日、3月7日、14日、22日休館
■会場:堺市立文化館ギャラリー(問い合わせ072−222−5533)
■入館料:一般500円、高校・大学生300円、小学・中学生100円。20名以上の団体には割引あり
主 催:堺市、朝日新聞社
後 援:(財)大阪21世紀協会
■他の巡回先の会期・会場
4月16日(土)〜 6月26日(日) 栃木県・益子陶芸美術館
(02/22)
|