朝日新聞社

誕生50周年記念 ぐりとぐら展

© Rieko Nakagawa © Yuriko Yamawaki

本展について

ようこそ「ぐりとぐら展」へ

1963年に生まれたふたごの野ねずみ「ぐり」と「ぐら」。中川李枝子さんと山脇(大村)百合子さんの姉妹によるこの作品が50周年を迎えました。シリーズ累計は2400万部にものぼる「ぐりとぐら」。その愛らしい絵とストーリーは、読み継がれる絵本の中の絵本として子供たちを魅了し続けてきました。

本展では「ぐりとぐら」のお話全7作品の貴重な原画をはじめ、姉妹のデビュー作である童話『いやいやえん』の挿絵原画まで、50年の軌跡を170点以上の原画で展観。さらに映画監督・宮崎駿さんと中川さんの貴重な対談映像、世界11の国と地域に広がる海外版の展示や、読書コーナーなど「ぐりとぐら」の全てを紹介します。デザイナーの小泉誠さんによる会場構成とともに、大人から子供まで世代を超えて愛され続けてきた、ぬくもり溢れる世界をどうぞお楽しみください。

作者紹介

中川李枝子(なかがわりえこ)

1935年、札幌生まれ。保育園に勤務しながら、児童文学グループ「いたどり」で創作を始める。代表作に童話『いやいやえん』、「ぐりとぐら」シリーズなど。2013年、妹の山脇百合子とともに第61回菊池寛賞を受賞。子どもたちの豊かな想像力と感性を育んできた功績が認められた。

山脇百合子(やまわきゆりこ)

1941年、東京生まれ。上智大学卒業。姉・中川李枝子とのコンビで、「ぐりとぐら」シリーズなどの挿絵を手がける。文・絵とも自作の『ゆうこのキャベツぼうし』など作品多数。明るく楽しい絵は、日本の子どもたちだけでなく、海外でも高く評価されている。

photo:Miyako Toyota

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