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法然上人八百回忌・親鸞聖人七百五十回忌 特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」
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親鸞の姿そのままに 22日から秘宝の肖像画「鏡御影」を公開

(2011年11月2日)

国宝 親鸞聖人影像(鏡御影)〈部分〉 鎌倉時代、京都・西本願寺蔵

 東京国立博物館(東京・上野)で開催中の特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」では、浄土宗の宗祖・法然と、浄土真宗の宗祖・親鸞の貴重な肖像画の数々が並ぶ。とりわけ浄土真宗の秘宝中の秘宝とされてきた国宝の親鸞聖人影像(鏡御影)=京都・西本願寺蔵=が、22日からの期間限定で登場する。生前の親鸞を描いたもので、ありし日の姿をほうふつとさせる。

 つり上がった特徴的な眉。引き締まった口元に高く張った頬。墨のみでスケッチのように生前の親鸞を活写している。細密な線で顔立ちを描き出す鎌倉時代の手法「似絵」の代表作で、似絵の名手、専阿弥陀仏が描いたと伝わる。鏡に映したようにそっくりだという意味で「鏡御影」と呼ばれる。

 一方、体の描写は太い墨の線で荒々しく、顔の部分とは対照的だ。この違いは、描く時間が足りなくて急いで体を描いたためとも、元々顔のみだった絵に別人が体を描き加えたとも考えられている。

 現在のように賛を記し、蓮華の花びらを描いた表装を施したのは、親鸞のひ孫・覚如。以後、ありのままの親鸞の姿をとどめたこの絵を後世に伝えようと、本願寺が大切に守ってきた。

 中世の真宗文化史に詳しい東京文化財研究所の津田徹英さんは「没後750回忌という節目の年に、期間限定ながら、親鸞ゆかりの関東の地で公開されることは非常に意義深い。人間味ある親鸞に接するまたとない機会だ」と話している。


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