将来の介護を見据えて

将来の介護を見据えて

平均寿命は男女とも過去最高を更新し、100歳まで生きることも珍しくなくなりつつあります。
長いセカンドライフを健康に過ごし、将来、介護が必要になっても快適に暮らすための住まいづくりについて、一級建築士・山崎雄之進さんに聞きました。

これからのセカンドライフをどのように想定すると良いですか?

長寿化によって定年退職してからの高齢期が長くなり、病気や災害などのリスクに長期的視野を持って備えることが重要になってきます。また、温暖化の影響で気象条件はさらに厳しくなることでしょう。

とはいえ、今の60代はかつての40代くらいのイメージ。元気でアクティブです。長い人生を楽しむためにも、夫婦ともに心身健康なうちに、前向きに家を建て替えることをおすすめします。

なぜ建て替えをすすめるのですか?

今住んでいる古い性能の家を改築するよりも、現在の性能基準で耐震性+省エネ性能の高い家に建て替えることで、より安全で充実した送りやすくなります。それが資産価値のある家を子どもや孫に残すことにもつながるのです。

また、あらかじめ介護しやすい、されやすい家にしておけば、将来もし介護が必要になっても、安心して長寿を全うすることができます。

介護しやすい、されやすい家にするには?

車椅子で移動しやすく、介助スペースが確保された間取りにすることがポイントです。下図は私の母が暮らしていた居室の間取りです。

介護しやすい、されやすい家にするには?

母は102歳まで自宅で過ごしました。デイサービスなどの在宅介護サービスを上手に利用すれば、家族の負担を軽減できます。

建て替えのために、何から準備すれば良いでしょうか?

現在の家について満足している点と不満に思っている点を整理した、住宅展示場のモデルハウスを見ながら、どんなスタイルの家が自分たちに合っているのか、夫婦で希望をまとめると良いでしょう。

これからのライフステージを見据えて、長いセカンドライフを快適に過ごしましょう。

山崎 雄之進(やまざき・ゆうのしん)

山崎 雄之進(やまざき・ゆうのしん)

1939年生まれ。
一級建築士、ベテランハウスドクター倶楽部代表。
米国で建築設計の実績を積み、帰国後は大手ハウスメーカーで企画・商品開発を行う。現在は、任意団体ベテランハウスドクター倶楽部の代表として住宅相談やセミナー講師としても活躍中。

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