私の折々のことばコンテスト

「私の折々のことばコンテスト2019」結果発表

「私の折々のことばコンテスト2019」に多くのご応募をいただき、ありがとうございました。

国内外から寄せられた2万4998作品について2019年11月末、「折々のことば」筆者の鷲田清一さんを審査委員長として最終審査を行い、最優秀賞1作品、受賞10作品が決定しました。入選した佳作20作品と、審査員の講評を合わせてご紹介します。

※下線太字部分をクリックすると受賞作の全文が読めます ※学年は2020年1月現在

最優秀賞

次に必ず会えるかはわからない。気持ちよく別れよう。

鈴木心晴さん
仙台市立幸町中学校 1年(宮城県)

鷲田清一賞

ことばぐすりをありがとう

清水彩日夏さん
八王子市立第三中学校 3年(東京都)

つらいって気持ちに、順位なんてないよ

野津日向子さん
広島市立舟入高等学校 2年(広島県)

朝日新聞社賞

何せ、幸せは、健康で記憶力が悪いことぞな。

俊野理英子さん
済美平成中等教育学校 3年(愛媛県)

空気が味方をしてくれる。

江本光さん
麗澤瑞浪高等学校 3年(岐阜県)

Z会賞

人の世に、道は一つということはない。道は百も千も万もある。

島村智薫さん
杉並区立中瀬中学校 1年(東京都)

歩くことは倒れること

徳楽彩花さん
広島市立舟入高等学校 2年(広島県)

栄光ゼミナール賞

今は幸せの充電中。

清川藍さん
福井県立高志中学校 3年(福井県)

応援しとるよ

岡野芽依さん
広島県立広島高等学校 2年(広島県)

朝日中高生新聞賞

commuovere

水野遥さん
行田市立西中学校 1年(埼玉県)

思い出なんかこれから作ればいい、これも一つの思い出

近藤綾香さん
徳島県立城東高等学校 2年(徳島県)

佳作

【中学部門】

【高校部門】

審査講評

審査委員長 哲学者 鷲田 清一

鷲田 清一

 毎年、どういったことばを選んでくるか、それを興味深く見ているのですが、今年は身の回りの大人が発することばにうまく反応していて、よく耳をすますようになった、そんな印象を受けました。

 今は、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんどころか、祖父母とさえ一緒に暮らす経験がずいぶん減っています。なので、どのように接したらいいのかわからないといった、とまどいがあると聞いたことがあります。ですが、おじいちゃん、おばあちゃんの声をすごく素直に受け止めている様子は、意外ではありましたが、いいことだなと思いました。

 また、パンチのあることばがあったと同時に、ふと聞き逃してしまいそうなことばもありました。そうしたことばに密着するのではなく、少し距離をとりながら書いている作品が印象的で、奥行きが感じられましたね。

 ことばを探すなか、周りの人の話によく耳を澄ますようになるということが、このコンテストのいいところだと思っています。

株式会社Z会 上席執行役員 中高事業本部  事業本部長 宮原 渉

 中高生の段階でいかに多くの「気付き」を得られるかは非常に大切だと思っていますが、この「私の折々のことばコンテスト」においても、参加された方が多くの「気付き」を得られたのではないかと思っています。

 めでたく受賞された方、惜しくも届かなかった方、残念ながら参加できなかった方、たくさんの中高生が、このような機会を通じて、色々な書物や人からの「ことば」というインプットに対して、どのように感じたのか、「気付き」をどんどんアウトプットしてほしいと思います。アウトプットすることで、新たな「気付き」を得るきっかけにもなるはずです。

 来年も多くの中高生の「気付き」と出会えることを楽しみにしております。

株式会社 栄光 指導統括室・教務部 部長 古橋 雅治

 子どもたちは家族や学校の先生など身近な人から、気付きや影響を受けているのだなと改めて感じました。

 今後、中高生のみなさんには、身の回りの人の言葉だけではなく、「本」から心に響いたことばを深く読み取ってもらえると、自分の世界を広める意味でもよいと思います。

 「私はこれが良かったんです」と、みんなに紹介できるよう読書にも励んでみてください。

朝日学生新聞社 朝日中高生新聞 編集長 別府 薫

 本のことばだったり、何げない日常の一言だったり、同じように聞いていたとしても、受け止め方で違ってくるんだなと、読んでいて思いました。

 より多くの中高生が、これらの作品を読むことで、「あ、こういった出会い方があるんだな」ということを知ってほしいと思います。そして、様々なことばに出会っていくきっかけになったら素晴らしいなと思いました。

朝日新聞社 執行役員 堀越 礼子

 中学校、高校という人生の中で一番多感な時期に、悩みながらいるはずの人々が、日常生活の中から、ちょっとしたきっかけで、次に進む力を言葉から得ているのがすごく嬉しいなと思いました。

 普段はスマートフォンで文字を打つ人も多いと思いますが、みなさん非常に丁寧に書いていることが印象的でしたね。字そのものに力があり、字から思いを訴えようとしていることがとても良く伝わりました。

お問い合わせ

「私の折々のことばコンテスト」事務局
TEL 049-293-3668(土・日・祝日を除く午前10時~午後5時)
FAX 049-274-7815

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