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2011年06月30日

【朝日新聞記事から】東日本大震災で被災した標本を救え

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ゾウの仲間・マストドン類のあごの化石(左)。福島県いわき市の市石炭・化石館で震災時に落下、破損した=29日、東京都台東区、林敏行撮影

 東日本大震災で大きな被害をうけた東北地方の博物館から、化石や植物標本を探し出し、修復する活動が広がっている。7月2日から東京・上野の国立科学博物館で、企画展に合わせて、救出した自然史標本を集めた支援展示も始まる。

 大津波で、岩手県では、陸前高田市立博物館で収蔵品15万点が水没、山田町の鯨と海の科学館では、8万点の海藻標本の大半が流出。生物標本だけで被害は13万点と見られる。宮城県や福島県でも被害が出ている。学芸員や研究者らの多くが手弁当で現地に入り、土砂や重油にまみれた標本を見つけ出してきた。救出された標本は、各地の博物館に送られ、海水をかぶった標本の塩抜きや、昆虫標本の修復などが続けられている。

 2日からの復興支援展示では43点を展示する。「恐竜博2011」(朝日新聞社など主催)の会場内で開催。10月2日まで。(竹石涼子)

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