応援メッセージ

南山城と日本文化を愛する展覧会サポーターの皆様から応援メッセージをいただきました。

井浦 新さん (京都国立博物館文化大使・俳優)

井浦 新さん

 南山城にはまだ伺ったことがないのですが、今回、僕が特に興味をもっているのは、一休寺に残る文化財。一休和尚の生き方や考え方から、自分が何をキャッチできるだろうか─早く出会いたいという想いが強いです。
笠置寺などに残る、磨崖仏や石仏にも心惹かれます。南山城地域の自然信仰とのつながり、地域の祈りの対象として守られてきた秘仏、そして長いあいだ、この地に住む人々の暮らしに密接に関わってきたことで、昔の姿をいまにとどめる南山城の原風景に、とても魅力を感じます。

 風景やモノと出会うということは、それを守り続けてきた「人」と出会うということでもある。これからもさまざまな伝統や文化に触れ、人々の声をもっと発信してゆきたいと思っています。

白洲 信哉さん (文筆家・「目の眼」編集長)

白洲 信哉さん

 祖母、正子が、『十一面観音巡礼』の冒頭に記した観音寺、国宝の十一面観音立像。あるときは木津川に沿って旅し、記した海住山寺…代表作『かくれ里』に書き残した禅定寺…僕はときには旅に同行し、笠置の磨崖仏や浄瑠璃寺辺りの石仏を訪ね、大和文化圏との交わりを感じた。本展を機に、千年の古都のすぐ傍に古くから開け、真空地帯のように、今も鄙びた趣が残る南山城を訪ねて欲しいと思う。

佐伯 快勝さん (浄瑠璃寺住職)

佐伯 快勝さん

 南山城の寺院が十数箇寺集まっての展覧会は今回初めてのことである。様々な歴史を持つ各寺院に伝えられてきた宝物が、博物館の展示室に一堂に並ぶのは貴重な機会だ。

 “南山城”と呼ばれる地域には、奈良ではない、京都ではないよさがあり、そこにのこる文化財は素晴らしいものが多くある。浄瑠璃寺でいえば、国宝の九体阿弥陀や浄土庭園は平安貴族の憧れた世界であり、当時、都であった京都との関係はたいへん深かったようだ。また、興福寺一乗院の祈願所であった歴史もあり、奈良の文化の影響も受けている。

 そんな複雑な歴史や風土のせいだろうか。南山城のお寺の仏像、たとえば、浄瑠璃寺のご本尊・阿弥陀如来坐像や岩船寺の阿弥陀如来坐像、蟹満寺の釈迦如来坐像などは丈六像(高さが1丈6尺=約4.85メートルある仏像。坐像はその半分につくる)という大きなお像なのに、他とは違い、どこかかわいい表情や姿をしているように思う。

井上 一稔さん (同志社大学教授)

井上 一稔さん

 仏像を拝観しているとドキッとすることがしばしばある。大きな像は、仏の偉大さに素直に打たれる。小さな像は、写真などから持っていたイメージとの違いに驚く。優美な姿や華麗な彩色、綿密な仏体の構成や精密な彫技に感嘆することは言うまでもない。そして私が最も印象深かったのは、思わず視線が合った瞬間。伏し目がちな仏像は、お顔に相対して拝見すると視線は合わないのに、見上げるとはっきりと目を見開き視線をなげかけてくださっているのに気づくことがある。この度の特別展は、このような体験をしていただける貴重な仏像がそろっている。

田中 ひろみさん (仏像イラストレーター)

田中 ひろみさん

 私は京都の三十三間堂で仏像に恋に落ちて以来、あちらこちらの仏像を見て回るようになり、仏像の本を書くまでになりました。京田辺の寿宝寺で対面した千手観音さまが、印象的でした。左右にある扇状のたくさんの手は、蝶の羽が広がるようで美しかったです。また、自然光で照らすのと、扉を閉めて電気で照らすのとでは、お顔の表情が違って見えました。私たちをいろんなお姿で救ってくださろうとしているのだと、実感できました。そんな素晴らしい仏像が、南山城にはたくさんあるということを多くの方に知っていただきたいです。

政田 マリさん (京都仏像ガイド・講師)

政田 マリさん

 大自然たっぷりの南山城には、その風土に合ったそよ風のように優しい仏さまが多いです。禅定寺の3メートル近くもある十一面観音さまは、丸顔で肩や腕に肉厚を感じ、何でも包み込む優しさを持っています。それは、小さい頃に見上げた母の姿のよう。対峙していると、童心に戻って素直な自分になれるのです。自然の中に点在する名刹の仏さま。できれば一度にたくさんお会いしたい!そんな願いが今回の展覧会で叶いそうで今からワクワクです!

いづみ姫さん (木津川市マスコットキャラクター)

いづみ姫さん

 普段やったら、それぞれのお寺さんやらを回って見に行ってる仏様やけど、京都国立博物館へ行けば、いっぺんにたくさんの宝物が見られるねんで〜。嬉しいなぁ!

 博物館で見る姿はいつもとは一味違って、感動してもらえるはずやわ!せやけど、ほんまもんの魅力はお寺さんの周りの景色も含めてのもんやと思うし、ぜひ地元へも見に来て欲しいわぁ!奈良(平城京)と京都(平安京)をつなぐ木津川市を含めた、南山城地域に来てな〜。

一休さん (京田辺観光大使)

一休さん

 京都国立博物館で、南山城の仏像や文化財が一同に会するなんてすごいなあ〜!わくわくするよ!南山城と呼ばれる地域は、京都市と奈良市のちょうど間にあり、奈良文化と京都文化の両方の伝統を守り伝える地域だね。

 特別展覧会を見たあとはぜひ、南山城の現地を訪れてほしいな。その中でも、京田辺市には、僕が晩年を過ごした一休寺や国宝十一面観音立像のある観音寺、寿宝寺があるよ!ひとやすみしにおいでよ。待ってるよ!

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