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2011年6月30日15時59分
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「Fashion×Passhion 吉川康雄」

綺麗のカギ、「美肌」の作り方

吉川康雄

写真:「More」2011 June 撮影:Sofia & Mauro モデル:クリスティー・ターリントン 赤ちゃんみたいなフレッシュスキン?拡大「More」2011 June 撮影:Sofia & Mauro モデル:クリスティー・ターリントン 赤ちゃんみたいなフレッシュスキン?

写真:「Italian Glamour」2011 March 撮影:Fabio Chizzola デコルテに合わせた美肌作りでとても自然な肌に仕上がる。美肌メイクは写真写りがいい!拡大「Italian Glamour」2011 March 撮影:Fabio Chizzola デコルテに合わせた美肌作りでとても自然な肌に仕上がる。美肌メイクは写真写りがいい!

写真:「Tatler Russuia」  2011 April/Beauty 撮影: Chris Heads 完璧な素肌のように見えるうっすらツヤ肌。デコルテとの一体感がポイント。拡大「Tatler Russuia」  2011 April/Beauty 撮影: Chris Heads 完璧な素肌のように見えるうっすらツヤ肌。デコルテとの一体感がポイント。

写真:「Vogue spain」  2010 April 撮影: Fabio chizzola 素肌の上からメイクしたように見える自然な美肌メイクは、色々な綺麗に合わせられます。拡大「Vogue spain」  2010 April 撮影: Fabio chizzola 素肌の上からメイクしたように見える自然な美肌メイクは、色々な綺麗に合わせられます。

写真:左)「El Libro Amarillo」2011 April 撮影:Kate Orne 右)「Vogue Russia」2011 Spring 撮影:Patric shaw 生まれ持った肌色は人それぞれ。その人の肌色を尊重し、 完璧な素肌を作る美肌メイク。拡大左)「El Libro Amarillo」2011 April 撮影:Kate Orne 右)「Vogue Russia」2011 Spring 撮影:Patric shaw 生まれ持った肌色は人それぞれ。その人の肌色を尊重し、 完璧な素肌を作る美肌メイク。

写真:Patric cox キャンペーン広告1998 撮影:Dah−len お尻と太ももは 美肌、美白の究極の理想。それを全身に実現させるとこうなります。 いま目指すべき美肌は、赤ちゃんの素肌の様に見えるうっすらツヤ肌です!それさえ出来たらどんなメイクもさりげなくこなせます。(写真はすべて、吉川康雄の作品集から)拡大Patric cox キャンペーン広告1998 撮影:Dah−len お尻と太ももは 美肌、美白の究極の理想。それを全身に実現させるとこうなります。 いま目指すべき美肌は、赤ちゃんの素肌の様に見えるうっすらツヤ肌です!それさえ出来たらどんなメイクもさりげなくこなせます。(写真はすべて、吉川康雄の作品集から)

 女性というのはとにかく綺麗(キレイ)になりたくて仕方がないようです。

例えば、僕の娘。むかしは大嫌いだったヘアカットも、今は可愛くなりたい一心で椅子の中でじっとガマン。まだ9歳だけど綺麗になる気満々です。

 そして僕と仕事で出会うモデル、セレブ、ファッションエディターたちは、いうまでもなく綺麗願望のプロ集団。全ての世代の女性が集まって、その願望で新しい綺麗を作り出し、世の女性たちを楽しませています。そしてそのエネルギーで、自分たち自身も輝かせているのは間違いありません。そんな女性達を見ていると、“全ての女性は綺麗を目指す!”と僕は断言したくなります。

 だけどこの綺麗がくせ者。星の数ほど違った綺麗があります。可愛くて綺麗。セクシーで綺麗。自然で綺麗。ボーイッシュで綺麗、等々、ありとあらゆる綺麗たち。目指す“綺麗タイプ”によって、やる事も大違い。だから女性は大変なんです! 時には仕上げる道筋を間違えて、ハズしてしまうのもしょうがない事。そんな時は慌てずに、ちょっとくらいの小さな間違いは、OKにしてみませんか?僕も撮影ではそうします。少し狙いと違っても、またそれは思いがけない綺麗に仕上がったりしますから。

 だけどどんな“綺麗タイプ”にも、絶対ハズしてはいけない“綺麗の基本”というものがあります。それは“美肌“に仕上げること。こんなことを言い切っちゃったら、「エー!肌には昔から自信ないのー!」とアップセット(動揺)する女性も多いと思います。生まれ持った肌の素材は人それぞれ。そんな素肌を活かしたり、メイクでうまくトラブルを隠したりして美肌に見せる。それがあらゆる綺麗の要なんです。

 求める美肌はどんどん進化して来ました。80年代まではパウダー仕上げが主流でしたが、それ以降は徐々に自然なツヤ肌に変わってきています。2ヶ月くらい前、「ヤスオ、赤ちゃんみたいなフレッシュスキンにしてね!」と話しかけて来たのは、撮影で御一緒したスーパーモデルのクリスティー・ターリントン。ツヤツヤ肌になったクリスティーの写真の仕上がりは、まるでエステの後の素肌の様。もう圧倒的な美しさでした。なんと年齢を聞いたら40代半ば。美肌は全てを制す!実感しました。

 今、目指す美肌は、赤ちゃんの完璧な素肌の様に見えるうっすらツヤ肌です!それさえ出来たらどんなメイクもさりげなくこなせます。ではそのポイントを簡単に紹介しますね。

1. 自分の美肌探し

 まず、「あんな風になりたい」なんて他人の美肌を目指しちゃいけません。鏡の前で裸になって、自分の肌で一番綺麗な場所を探します。大体がお尻か太ももの内側です。そこの肌、よーく観察しましょう。皮下脂肪タップリな場所なので、そこまでは顔に再現出来ませんが、自分の美肌、美白の究極の理想がそこにあります。だけど、まずはもう少しハードルの低いデコルテを目標にスキンケアを頑張ります。その成果で美肌メイクが、より簡単に美しくなります。

2. カムフラージュ

 素顔とデコルテを鏡でチェック。大体の人はデコルテの方がきれいです。だからその肌艶、色をメイクで作れたら、素肌美人の様な美肌メイクが出来ます。こつはファンデーション選び。出来るだけ自分の素肌に似ているファンデーションを選ぶ事。デコルテにつけてみて色がなじんで粉っぽくない、程よい艶があるのが目安です。

3. 厚塗りに見えないために

 そりゃ人によって隠したい物があるのは当たり前。シミ、くまなど部分的な物から赤みやくすみなど広範囲の物など人によって悩みはいろいろ。隠してるうちに厚塗りに見えちゃうというのが悩むところでしょう。まずは部分的にカバーします。世の中のコンシーラーは明るい色が多いようですが、ファンデーションの色と違うのは避けましょう。そしてツヤ肌に仕上げたい方は、コンシーラーは粉っぽい物は避けます。次に広範囲のカバーは、ファンデーションで。2で説明したファンデーション選びを参考に、気になる赤みやくすみを隠せるカバー力のある物を選びましょう。これをうっすらとつけると崩れにくく、より自然に仕上がります。必要に応じてつける量を調節しましょう。

 いかがですか?美肌作りは自分の肌の綺麗さを活かす事です。エステに行ってツヤツヤ肌になったのに、思いっきり厚化粧で粉っぽくして帰っていく女性たち、せっかくの綺麗なツヤ肌を隠さないでください!そして、スキンケアして綺麗になった肌を活かす美肌メイク、まだ未体験ならトライしてみませんか?だって、美肌作りは綺麗の基本、そして綺麗の全てだから。

プロフィール

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吉川康雄(よしかわ・やすお)

メークアップアーティスト

1959年、新潟県生まれ。1983年から活動を開始し、ファッション誌や広告制作で活躍後、1995年に渡米。各国のVOGUEなどの表紙をはじめ、著名ブランドの広告、コレクション、セレブリティのポートレイト用メークなど、幅広く活躍中。ヒラリー・クリントン国務長官や、カトリーヌ・ドヌーブらセレブリティも多く手がけている。
2008年3月からはカネボウのプレステージブランド「CHICCA」のブランドクリエイターを務め、毎シーズン、日本の大人の女性に向けたメークを提案している。
世界を飛び回る毎日だが、休日はNYの自宅で妻と娘と過ごす。

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