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2012年10月10日10時55分
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「成熟した市場はチャンス」ラドーCEOインタビュー

写真:1964年オーストリア生まれ。前職は同じスウォッチグループのハミルトンのトップで、ブランドを飛躍させた拡大1964年オーストリア生まれ。前職は同じスウォッチグループのハミルトンのトップで、ブランドを飛躍させた

■ラドーCEO マティアス・ブレッシャン

 1986年、世界で初めてセラミックスを時計の外装に用いたスイスのラドー。開催中のテニス「楽天ジャパンオープン」の公式タイムキーパーとなり、トップとして9月下旬に来日した。

    ◇

 ジャパンオープンをサポートするのは、私たちが日本市場を重視していることの表れです。我が社はハイテク素材を使った時計作りを引っ張ってきましたが、最近は競争相手にその座を脅かされ、ブランドとして望ましくない店でも売られていました。昨年1月の就任以来、ビジネスの再構築を急いでおり、テニスも「挑戦」の一環です。

 11月発売の「ハイパークローム」は、金属合金と炭化チタンを組み合わせたハイテクセラミックスを用いています。1500度で焼結する過程で23%縮むので、非常に精巧な型を必要とします。25年にわたって技術を磨いてきた我々だからこそ可能な製品です。

 こうして生まれたセラミックスの時計はたいへん丈夫で傷が付きにくい上に軽く、金属アレルギーを起こさない。近年、時計を求める方たちは知識を深めています。これはラドーのハイテク素材や洗練されたデザインを評価していただけることにつながる。成熟した市場が育っていることはチャンスです。

 「携帯電話があれば腕時計はいらない」という人は確かに増えています。ただ実は、時計は時間を知るためだけでなくて、自分らしさを表現するもの。時計が欲しい気持ちはまた必ず戻ってくると思っています。(中島耕太郎)

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