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2012年10月24日10時57分
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冬はスーツ?ジャケパン?

写真:トゥモローランドが提案するスーツスタイルの一例。拡大トゥモローランドが提案するスーツスタイルの一例。

 ジャケットにパンツの「ジャケパン」か、やっぱりスーツか――。節電から職場のドレスコードが緩くなり、男たちに選択の季節がやって来た。「今季からジャケット」が増える一方で、ファッションに敏感な層では、スーツに回帰する傾向が見える。

 小田急新宿店は9月、紳士フロアに「スーツ」と「ジャケパン」のスタイリングを五つずつ用意し、人気投票を実施した。結果は573対553でジャケパンがスーツを上回った。芦田充・統括マネジャーは「今季はジャケットを手に取る人が増える」とみる。

 特にネクタイを締めることが要求されない職場では、ジャケパンスタイルが人気。紺のジャケットにグレーのパンツという基本のコーディネートから、今季らしいツイード素材、ボウタイまで幅広い着こなしが魅力だ。

 一方、スーツではビジネスマンの根強い需要に加えて、既にジャケパンを経験したファッションに敏感な層が、スーツに帰ってくる動きもみられる。

 全国で約90店舗を展開するセレクトショップ「トゥモローランド」では、すぐには着ないはずの起毛したフランネルのスーツが9月に動いた。ダブルブレストやスリーピースなど、個性の強い商品も好調という。担当の中城(なかじょう)大祐部長は「クールビズをよいと思わない層が『ちゃんとスーツが着たい』と動き出した印象。ファッションとしてスーツを楽しむ人たちがはっきり見えてきた」と話す。

 年配世代の「男臭さ」といった価値基準ではなく、若い世代が「賢そう」「優しげ」といった視点で、フランネルやグレンチェックの個性あるスーツを手に取っているという。

 発売中の「アエラスタイルマガジン」は、ビジネスマンを対象にアンケートを実施。「ビジネスでジャケパンを活用中」は3人に1人で、「これから」が2割。一方、会社のドレスコードが「スーツ着用」という人は8割近く、「ジャケパンはダメ」は3割いた。

 山本晃弘編集長は「ファッション誌が『モテる』『流行だ』と誘導してきたジャケパンは思ったほど浸透しておらず、これからという人も多い。ただ、多くのビジネスマンが取引先の視線を気にしてスーツを着ている。カジュアル化は限定的で、『スーツの復権』も見られるだろう」と話す。(中島耕太郎)

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