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2012年11月20日10時13分
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ブルガリを次章に導く マイケル・バーク

写真:クリスチャン・ディオールやフェンディのCEOを歴任。業界でも有数の敏腕経営者として知られる=9日、東京都中央区拡大クリスチャン・ディオールやフェンディのCEOを歴任。業界でも有数の敏腕経営者として知られる=9日、東京都中央区

■ブルガリグループCEO マイケル・バーク

 【中島耕太郎】世界屈指のジュエリーブランドの最高経営責任者(CEO)に今年2月、創業家以外から初めて就任。東京のブルガリ銀座タワーで始まった「イタリア至高の輝き展」(12月30日まで)のために来日した。

    ◇

 今回の展覧会のために集めた作品は、ただ値が張るとか、大きなダイヤだとかいったものではありません。19世紀の細かな手仕事に始まり、アールヌーボーの素晴らしい時代、ポップアートにも影響を受けた50〜60年代のもの、過剰なまでに飾られた80年代以降など、創造性の進化そのものを見せる内容です。宝飾デザインの社会的背景まで体感して頂きたい。

 私は128年の歴史を誇るブルガリを、次章に導く大きな責任を感じています。重要なのは、ブルガリの深く複雑な物語を伝えていくこと。成熟した市場においては、物質を所有するということではなく、「本物」につながっているという関係を築いていくことが求められているのです。

 日本は長く中流が強い市場と言われてきましたが、所得の二極分化が進み、そこに高級ブランドの好機もあるでしょう。世界では、ホテル事業で2年に1軒は新しい施設を造っていきたい。ジュエリーは三次元のもので、彫刻に似ている。私たちが建てるホテルは、ブルガリの歴史を組み込んだものになり、永続性も表現できる。表面的なファッションブランドには不可能なことです。もっともっとラグジュアリーを突き詰めていくことが大切だと考えています。

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