韓国では李明博新大統領が2月下旬に就任し、10年ぶりの保守政権が発足しました。今年1月の台湾立法院選挙では、独立志向の与党・民進党の陳水扁路線に有権者が「ノー」を突きつけ、今月22日に迫った総統選の行方が一段と関心を集めています。チベット騒乱がこれにどう影響するのかも注目されます。一方、小泉―安倍政権からバトンを引き継ぎ、ねじれ国会を背負う福田首相の日本も「新政治地図」を構成する一角です。いずれも、「ポピュリズムからバランスの時代」へ動いていると言っていいのではないでしょうか。今回のフォーラムでは、各国・地域のこうした政治・社会状況の変化を踏まえ、それが東アジアの今後にどのような影響を与えていくのか、特に中国、米国との関係を念頭に置きつつ、分析・討論します。
◆あいさつと問題提起
◆討論と参加者