アサヒ・コム
検索使い方
キーワード入力

メインメニューをとばして、本文エリアへ 朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbe



The Asahi Shimbun Asia Network
 ホーム | コラム・時評 | AAN発 | 年間リポート | アジア人記者の目 | リンク | English
お知らせ
組織概要
2005年度AAN客員研究員に4氏
「越境する文化」「浮上するインド」テーマに

日本とアジアの発展に深くかかわるテーマについて、専門家と記者がチームを作り共同研究を行っている朝日新聞アジアネットワーク(AAN)は、今年度の研究テーマに「越境する文化」と「浮上するインドと東アジア」の二つを選び、作業を進めています。

客員研究員として、「文化」チームには岩渕功一・早稲田大学助教授と丸川哲史・明治大学専任講師、「インド」チームには広瀬崇子・専修大学教授と近藤正規・国際基督教大学準教授がそれぞれ参加しています。研究報告は随時、紙面とAANホームページなどに掲載します。

◇「越境する文化」研究の趣旨

日本とアジア、特に東アジアおよび東南アジア諸国との文化交流が加速しています。圧倒的な輸出超過だった大衆文化(マンガ、アニメ、ゲーム、テレビドラマ、Jポップ等)でいえば、予想をはるかに超える社会現象となった「韓流」をはじめとして、日本のアジアに対する関心は、一時のブームに終わらない勢いです。大衆文化にとどまらず、アートやファッション、建築、クラシック音楽、演劇など幅広いジャンルでアジアが存在感を増しています。

植民地支配と戦争という重い歴史をふまえ、また長い軍事独裁主義や政治的抑圧や貧困など、それぞれの国が抱える様々なハードルを乗り越えて、この10年、「新たな次元」に入ったアジアの文化の越境の実態を、明らかにしたいと考えています。具体的には背景(グローバリズムの進展/都市中間層の出現/メディアの変容など)と構造(人と資本の流れ/国の文化政策など)を示すことによって、その底流にある思想とは何なのか、まで視野に入れて考えてみたいのです。「クールジャパン」と持ち上げられた日本は、21世紀アジアの「文化大競合の時代」の中で、どうアイデンティティーを打ち出し、かつ偏狭なナショナリズムに陥らない新しい文化を発信そして受容できるのでしょうか。

<無国籍化>と<ナショナルアインディティー>を求める2つの相反する潮流が交差し、共存するのが、いまのアジアの文化状況です。混沌の底には、近代化=欧米化/脱近代化=脱欧米化という対立する枠組みがあります。では、それを乗り越える第3の枠組みとして浮上する「アジア的価値」とは? かつての亜細亜主義は、大東亜共栄圏という悲惨な政治的結末を招きましたが、新たに期待される「アジアの文化共同体」はどんな可能性と限界を秘めているのでしょうか。

◇「浮上するインド」研究の趣旨

「インド」チームでは、人口10億人を超える新興市場として脚光を浴びている南アジアの地域大国インドに対し、「日本が今後、どうつき合っていくか」をテーマにしています。

インドはブラジル、ロシア、中国と並び、その頭文字を取った「BRICS報告」(ゴールドマン・サックス社)の中で大きく取り上げられています。IT産業の発展にみられる豊富な人材の供給源としても、日本のアジア地域やグローバルな多国間外交のパートナーとしても、新たな注目を集めつつあります。

ところが、長らく日本と友好関係にあるのに、心理的な距離感は大きく、経済交流の規模でも、国民交流のうえでも、まだまだ太いパイプがあるとは言えません。

そのインドは現在、「東方政策」を掲げており、将来の「東アジア共同体」構築に向けて今年末に開かれる「東アジア・サミット」にも参加する動きがあります。こうした機会をとらえ、インドの潜在的な経済力や産業の成長性、人材パワーなどについて検証しつつ、アジアの環境変化を見渡しながら、日印関係の再構築、多国間協力の課題を研究・報告する方針です。

              ◆            ◆

 新客員研究員の略歴と本社メンバーは次の通りです。

「越境する文化」研究チーム

岩渕 功一氏 岩渕 功一氏(いわぶち・こういち)日本テレビ社員、国際基督教大学助教授を経て、04年4月から早稲田大学国際教養学部助教授。専門はメディア・文化研究。著書に「トランスナショナル・ジャパン−アジアをつなぐポピュラー文化」など。45歳。
丸川哲史氏 丸川 哲史氏(まるかわ・てつし)明治大学政治経済学部専任講師。専門は台湾文学、東アジア文化論。学習院大東洋文化研究所助手を経て現職。著書に「帝国の亡霊」「冷戦文化論」「台湾、ポストコロニアルの身体」など。41歳。

◆主査・藤生京子文化部員、研究員・越村佳代子論説委員、桜井泉外報部員。


「浮上するインドと東アジア」研究チーム

広瀬崇子氏 広瀬 崇子氏(ひろせ・たかこ) 大東文化大学国際関係学部教授を経て03年4月から専修大学法学部教授。南アジア政治・外交が専門。編著に「10億人の民主主義」「現代南アジア3 民主主義へのとりくみ」など。56歳。
近藤正規氏 近藤 正規氏(こんどう・まさのり)国際基督教大学国際関係学科準教授。専門は開発経済学とインド経済。アジア開発銀行、世界銀行勤務などを経て98年より同大に。04年から英オックスフォード大客員研究員。44歳。

◆主査・竹内幸史外報部員、研究員・織田一経済部員、磯貝秀俊政治部員

2005年7月4日
▼ホームへ

asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission