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中国初、300m飽和潜水母船が完成・引渡し

2012年8月7日14時24分

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 中国初の300メートル飽和潜水母船「深潜号」が6日、青島で完成し、交通運輸部に引き渡された。同船は中国船舶重工集団公司傘下の武昌船舶重工有限責任公司が建造した深海潜水作業支援船。使用が開始されれば、中国の大深度潜水、海難救助・サルベージ能力が高まり、中国の深海作業能力が世界先進レベルにまた1歩近づくこととなる。科技日報が報じた。

 同船は全長125.7メートル、幅25メートル、深さ10.6メートル、満載排水量1万5864トン。近代的なヘリコプター離着陸プラットフォームを有し、無限航区での作業が可能。海難救助、潜水・サルベージ、水面での消防救助および海洋プロジェクトなどの作業能力を有する。同船の最大の特徴は300メートル飽和潜水システムを配備している点だ。最大水深300メートルでの作業が可能で、生活モジュール、過渡モジュール、脱出モジュール、ダイビングベル、生命保障システムを備える。12人用の居住モジュールを有し、ダイビングベルは3人の潜水員が同時に潜水作業を行うことができる。このほか、国内最先端の遠隔操作無人探査機(ROV)を搭載し、最大出力は150馬力、作業範囲は中国の水域の70%を占める。

 中国国内で唯一の300メートル飽和潜水作業システムを搭載した深度潜水サルベージ船である「深潜号」の完成により、中国の大深度潜水作業支援船の空白が埋まり、大深度・大トン数の緊急サルベージ、広面積の原油流出事故、およびその他の突発的事件の対処能力が大幅に向上した。交通運輸部副部長の徐祖遠氏は、「300メートル飽和潜水システムの使用により、中国の飽和潜水能力はより一層向上するだろう」と述べたほか、次なる目標として500メートル飽和潜水システムの開発を進めていることを明らかにした。

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