写真・図版 8月14日、米FDAは、偽のエボラ出血熱の予防薬、もしくは治療薬がインターネット上で販売されていることへの警戒を強めている、と表明した。写真はエボラ出血熱の予防に関するポスター。ナイジェリアで11日撮影(2014年 ロイター/Afolabi Sotunde)

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 [14日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は14日、偽のエボラ出血熱の予防薬、もしくは治療薬がインターネット上で販売されていることへの警戒を強めている、と表明した。

 同日にはこれに先立ち、ナイジェリア保健当局の責任者が首都ラゴスにいるエボラ患者8人に対して「ナノシルバー」による治療が試みられると発言したと伝えられた。

 FDAの広報担当者は、ナノシルバーに関して特に情報を提供することはできないと述べた。またFDAは今回の警告で、特定の製品について言及はしていない。

 ただFDAは、消費者からエボラ出血熱への効能があるとされる製品が出回っているとの申し立てがあったと説明。「承認を得ずに虚偽表示の製品を販売している人々はすぐに訂正するかうその表現を撤回しなければ、FDAの処分を受ける可能性がある」と強調した。 

 銀は古くから抗菌剤として利用されており、銀を超微粒子化したナノシルバーは抗菌・防カビのために靴下から寝具に至る幅広い消費財に使われるが、その安全性をめぐり議論も巻き起こっている。最近では、デンマークの研究者がナノシルバーが細胞を傷つける可能性があると報告した。

 米環境保護局(EPA)は、ナノシルバーを殺虫剤・農薬とみなし、ナノシルバーを含む製品の生産者に登録を義務化。さらにナノシルバーはインターネット上ではダイエットサプリとして販売されている場合もあり、ダイエットサプリの規制を担当するFDAは「法令により、ダイエットサプリは病気の予防ないし治療に効果があるとうたうことはできない」としている。