写真・図版 10月1日、不動産コンサルタント会社コアロジックによると、9月の豪住宅価格指数は前月比0.9%上昇し、2017年3月以来、2年半ぶりの高い伸びとなった。写真はシドニーの住宅工事現場。2017年8月に撮影(2019年 ロイター/JASON REED)

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 [シドニー 1日 ロイター] - 不動産コンサルタント会社コアロジックによると、9月の豪住宅価格指数は前月比0.9%上昇し、2017年3月以来、2年半ぶりの高い伸びとなった。金利低下や融資条件の緩和を背景に、シドニーとメルボルン主導で全体的に上昇した。

 主要都市の住宅価格は1.1%上昇。シドニーとメルボルンはそれぞれ1.7%の伸びとなった。

 ただ、前年同月比ではシドニーは4.8%低下、メルボルンは3.9%低下。それでもなお、今年前半にみられた2桁台の落ち込みからは改善した。

 コアロジックの調査部門責任者ティム・ローレス氏は「少なくともマクロレベルでは、住宅価格は一貫して上昇傾向にある」とした上で、「全国指数は2017年10月のピークを依然6.8%下回っている」と指摘した。

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6月と7月に連続で政策金利を引き下げ、過去最低の1%とした。

 豪連邦統計局が発表した8月の住宅着工許可件数は、前月比1.1%減。7月の10%減から減少ペースが鈍化したが、市場予想の2.5%増を下回った。

 着工許可件数は2013年1月以降で最低。2017年11月のピークを44%下回っている。

 ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のエコノミスト、Kaixin Owyong氏は「着工許可件数はまだ底入れしておらず、住宅建設が一段と低迷するリスクが増している」と述べた。

 *内容を追加しました。