写真・図版 10月28日、エスパー米国防長官(写真)は、米国が支援しているシリアの武装勢力「シリア民主軍(SDF)」から収入源の油田を奪おうとする動きがあれば、過激派組織「イスラム国」(IS)であれ、ロシアやシリアが支援する勢力であれ、米軍は「圧倒的な力」で阻止するとの考えを示した。24日にブリュッセルで代表撮影(2019年 ロイター)

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 [ワシントン 28日 ロイター] - エスパー米国防長官は28日、米国が支援しているシリアの武装勢力「シリア民主軍(SDF)」から収入源の油田を奪おうとする動きがあれば、過激派組織「イスラム国」(IS)であれ、ロシアやシリアが支援する勢力であれ、米軍は「圧倒的な力」で阻止するとの考えを示した。

 エスパー長官は前週、ISなどによる油田掌握を阻止するため、米軍がシリアの油田地帯に戦車などを投入すると発表した。

 同長官は28日の記者ブリーフィングでこの計画に言及。「ISがこれらの重要資源を入手しないよう、米軍は戦略地帯に残留する。現地の米軍部隊の安全を脅かす者に対しては、誰であっても圧倒的な軍事力で対抗する」と述べた。

 ロシアやシリア政府の勢力による油田アクセスも阻止するかと質問されると、同氏は「端的に答えればイエスだ。現状ではそうだ」と答えた。

 また、SDFは拘束しているIS戦闘員の収容施設管理を含め、活動資金源として石油収入に依存していると指摘。SDFが活動資金を確保し米国のIS掃討作戦を支援できるよう、石油資源へのアクセスを確実にしたいとし、「米軍の使命は油田の防衛だ」と述べた。