写真・図版 12月8日 スイス資源大手グレンコアは8日、豪クイーンズランド州での20億豪ドル(13億ドル)規模の炭鉱開発を棚上げしたと発表した。写真はグレンコアのロゴ。2017年7月、スイス・バールで撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)

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 [メルボルン 8日 ロイター] - スイス資源大手グレンコアは8日、豪クイーンズランド州での20億豪ドル(13億ドル)規模の炭鉱開発を棚上げしたと発表した。世界的な不透明感と州当局のロイヤルティー引き上げを理由に挙げた。

 同社はボーエン盆地のバレリア鉱山について許可手続きに入っていた。同鉱山では年間最大2000万トンの一般炭と原料炭の生産が見込まれていた。

 国際的な脱炭素化のスピードが不透明なほか、プロジェクトファイナンスを見つけにくくなっていることが決定の背景にある。グレンコアは声明で「世界的に不確実性が高まっている」と指摘した。

 クイーンズランド州は10年間据え置いていたロイヤルティーを6月に引き上げた。同社の広報担当者は「こうした突然の決定は投資家の信頼を損ない、不確実性を高め、主要貿易相手国に注意信号を送るものだ」と批判した。