写真・図版 1月27日、世界保健機関(WHO)は、中南米とカリブ諸国で猛威を振るっている「ジカ熱」への対応を協議するため、特別会合を28日に開催する。写真は殺虫剤を調合する様子。サンフアンで撮影(2016年 ロイター/Alvin Baez)

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 [シカゴ/ジュネーブ 27日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は、中南米とカリブ諸国で猛威を振るっている「ジカ熱」への対応を協議するため、特別会合を28日に開催する。ジカ熱は、先天的に頭部が小さい「小頭症」の新生児がブラジルで増加していることと関連があるとみられており、WHOの早急な対応が迫られている。

 WHOの報道官によると、マーガレット・チャン事務局長は、スイスのジュネーブで同機関の執行理事会に対し、これまで得た情報を共有し、対応策を検討する。

 米食品医薬品局(FDA)は、ジカ熱流行地域に渡航した人を献血の対象外とする措置を導入するため、他の連邦機関や採血施設などと連携していると明らかにした。

 ブラジルのルセフ大統領は、ウイルスを媒介する蚊の繁殖地の一掃に注力する必要があると述べた。

 米ジョージタウン大学の研究者はWHOに対し、西アフリカで猛威を振るったエボラ出血熱の教訓に留意し、特別緊急会合を開いてジカ熱流行を深刻な危機と宣言することを検討するよう求めた。

 WHOのトップは昨年4月、エボラ熱の対応策に過失があったと認めた。一部では、WHOの対応の遅れがエボラ熱の大規模な感染につながったとの批判が出ていた。

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