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伊賀の忍者博物館でNINJA展 巻物など初公開

2007年04月19日

 「伊賀流忍法極秘巻」「隠密秘事忍大意」。忍者にロマンを感じる人なら、間違いなく心躍るような巻物や伝書などが並ぶ「忍秘(しのびひ)展」が、忍者の里・三重県伊賀市上野丸之内の伊賀流忍者博物館で5月8日まで開かれている。ほとんどが初公開の資料。同市は「伊賀上野NINJAフェスタ」の真っ最中。街角を忍者姿の市民や観光客がかっぽする忍者一色の伊賀の雰囲気とともに楽しめそうだ。

写真忍者好きにはたまらない資料が並ぶ「忍秘展」=伊賀市上野丸之内で

 忍秘展は、忍者研究で知られる地元出身の沖森直三郎氏(1898〜1990)のコレクション沖森文庫の所蔵品から、17点を展示している。

 伊賀忍者の代表格、服部半蔵は実在したのか、しないのか。伊賀、甲賀の忍者同士は仲が良かったのかどうか――。謎に包まれた忍者については、ファンの論争に事欠かない。

 忍秘展の資料は、そんな議論を戦わせるマニアにはたまらないものに違いない。展示されているのは、忍者の真の姿をあれこれ想像する材料になるものばかりだからだ。

 「伊賀付差出帳」は1636年ごろの書物で、伊賀忍者ではないかとされる歴史上の人物の名が列記され、それぞれの働きと石高が書かれていて、いわば「忍者の給与明細」で、雇われ者だった立場を推測する資料ともいえる。

 「萬川集海(ばんせんしゅうかい)」は1676年に成立したとされる書物で、「目録」など付録を含めると26巻になる伊賀甲賀の忍術の集大成ともいえる資料だ。

 同博物館の松田知春学芸員(25)は「映画やマンガに登場する脚色された忍者のイメージも大切。でも、ふだんは農業に汗を流しながら、戦いの時だけ駆り出されたというような素朴な生活を送っていた忍者の実像にも触れてほしい」と話している。

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