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室外機に町家風カバー 京都 国交相、景観保全で表彰へ

2008年06月03日

 小さな工夫で町並みの景観を守ろうと、中京区明倫地区の明倫自治連合会が、町家のひさしに載せたエアコン室外機を、落ち着いた風合いの木製カバーで覆う作業を始めた。同連合会は「看板撤去や電線地中化など、さらに景観を守る取り組みに力を入れたい」と意気込んでいる。

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町家のひさしに置かれたエアコン室外機に、落ち着いた色合いの木製カバーが設置された=京都市中京区

 室外機カバーは、旧京北町のスギ間伐材を利用。市内の大工らが製作し、1基約3万円という費用の半分は、財団法人「市景観・まちづくりセンター」が助成した。格子柄に焦げ茶色のベンガラ塗装で、伝統的な町並みにとけ込むよう工夫している。

 この日は、大工らがはしごでひさしに登って作業し、室外機の正面と両脇をカバーで覆った。設置が終わると、町並みから浮き上がっていた白い室外機が見えなくなり、落ち着いた風情に。28、29両日で13軒23カ所に設置する。

 同連合会まちづくり委員会事務局の河野泰さん(61)は、「自分たちでできることから始め、住民の皆さんに『変わったね』と意識を向けてもらいたい」と話した。

 明倫地区は旧明倫小学校の校区で、22ヘクタールに約3千人が住む。同連合会は06年に地区計画をつくって景観保全などに取り組んでおり、6月25日には、国土交通相から「まちづくり功労者」として表彰されることが決まっている。

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