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「日暮里」ブランド酒、道灌子孫メーカーとコラボ

2007年05月20日

 東京都荒川区の日暮里駅周辺の酒屋店主7人が、安売り店に対抗しようと日暮里ブランドの清酒「日暮里(ひぐれのさと)」を売り出した。日暮里ゆかりの太田道灌の子孫が経営する酒造メーカーに製造を依頼。新交通システム「日暮里・舎人ライナー」の開業を控え、日暮里の新しい特産品にしようと売り込みに懸命だ。

写真「日暮里」を手にする金子豊さん(左から3人目)ら、日暮里周辺の7人の若手酒屋店主=荒川区東日暮里5丁目で

 考案したのは東日暮里5丁目で酒屋を営む金子豊さん(41)ら、31歳から50歳までの酒屋の2、3代目だ。「スーパーなどの安売り攻勢で、このままでは一般の酒屋は生き残れない。他の店では販売できない、日暮里独自のブランドを作ろう」と企画した。

 金子さんらが持ちかけたのが、江戸城を築いたことで知られる太田道灌から数えて19代目の太田精一郎さん(47)経営の太田酒造(本社・滋賀県草津市)だ。

 太田道灌と日暮里は縁が深い。荒川区で標高が最も高い同区西日暮里の道灌山は、戦国時代に道灌が見張り台を建てたことから、その名前が付いたといわれる。それを記念して日暮里駅前には道灌像もある。

 太田酒造の代表銘柄「道灌」もご先祖にちなんだものだ。金子さんらの申し出を精一郎さんが快諾し、純米酒「日暮里」ができた。

 金子さんらは、4月に東尾久運動場などで開かれた区主催の「川の手荒川まつり」に出品したり、町会の祭りに奉納したりして、「日暮里」の知名度アップに努めている。

 「今年度中には、日暮里・舎人ライナーが開業し、再開発ビルも出来る予定で、日暮里駅周辺が本格的に変わる時だ。新しい日暮里の特産品の一つになってくれれば」と金子さんは話している。

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