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宮崎駿監督の「運命の作品」 ロシアアニメ「雪の女王」公開

2007年12月14日

 若き日の宮崎駿監督に大きな影響を与えたロシアアニメの名作「雪の女王」が、15日から公開される。同作のファンであるシンガー・ソングライターの谷山浩子さんと、歌手の手嶌葵さんによる「トーク&ライブ」が、11月28日にあった。(アサヒ・コム編集部)

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「雪の女王」トーク&ライブで「岸を離れる日」を歌う手嶌葵さん=東京・渋谷で

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映画「雪の女王」のカイ(左)とゲルダ

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「雪の女王」の魅力を語る谷山浩子さん

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熱唱する手嶌さん。ジブリアニメ「ゲド戦記」でも谷山さん作曲の「テルーの唄」を歌った

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トーク&ライブを終え、カメラに向かってポーズを取る谷山さんと手嶌さん

 アンデルセン原作、レフ・アタマーノフ監督による「雪の女王」(57年)は、雪の女王に連れ去られた少年カイを追い、仲良しの少女ゲルダが過酷な旅をする物語。

 東京・渋谷のシネマ・アンジェリカで行われたトークショーで谷山さんは、「象徴的で、なぞめいたところがある作品」と紹介し、こう語った。

 「ゲルダが、居心地のいい花園から出ていく場面が好き。親切な魔法使いのおばあさんが何でもしてくれるけど、そこにとどまれば人生が止まってしまう。出ていくのに必要なのは意思の力だけ。見ていてドキドキします」

 続いて、本作をモチーフにした谷山さんのアルバム「カイの迷宮」(98年)から「岸を離れる日」を、手嶌葵さんが歌った。谷山さんのコンサートにゲスト出演したときに歌い、2月に出したセカンドアルバムでもカバーした。澄んだ伸びやかな歌声に、「私が歌うよりもぴったり」と谷山さん。

 「雪の女王」は、英語版をベースにした日本語吹替版がビデオなどで発売されてきたが、オリジナルのロシア語版の上映機会がほとんどなかった。今回、三鷹の森ジブリ美術館が配給し、ロシア語版に字幕をつけた「新訳版」を、シネマ・アンジェリカと立川シネマシティで上映する。

 宮崎監督は「ぼくにとっては、運命の映画であり、大好きな映画」と語る。困難に負けない一途なゲルダ、やさしい気持ちに目覚めて彼女を助ける山賊の少女は、宮崎ヒロインの原型と言われている。ゲルダを乗せて疾駆するトナカイが「もののけ姫」のヤックルを思わせるなど、宮崎アニメファンには見どころが多い。

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