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コラム「心地よい生活の知恵」

梅雨どきのカビ・細菌対策

2007年06月07日

 梅雨の湿気には悩まされます。うっかりしていると、浴室などはあっという間にカビだらけになり、冷蔵庫に入れていても食べ物にもカビが発生し、生ごみや洗濯物にまでにおいが発生してしまうことがあるのです。この時期、どこも湿気が多く、さらに温度も高く、カビ、細菌の活躍が盛んになるからです。中には身体に悪影響をもたらす種類もありますので、早めに対策を立てたいものです。

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 カビや細菌が活発化するのは、温度25度以上、湿度70%以上、栄養物や汚れ、それに酸素があれば、繁殖は活発化します。対策の基本は、一つの条件をカットします。一番簡単な対策は湿度を減らし、汚れをためないこと。温度は難しいので、湿度、汚れをまめにチェックし、換気を徹底、汚れを頻繁に取り除くことです。

 具体的な対策としては、カビの発生しやすい、浴室、キッチン、洗面所などの水は残さないようにふき上げます。キッチンと洗面所はふきやすいのですが、浴室全体をふくのは、とても大変です。浴室はまず水シャワーをかけ、温度を下げます。これだけでもカビ発生が低下できます。次にカビやすいパッキングと浴槽の縁などにある水をふきます。水が残っているとカビが発生しやすいからです。ふく頻度は使用後が理想ですが、面倒になりますので、週2回程度でも実行したいものです。

 さて換気ですが、浴室換気扇を回すだけではなく、浴室のドアを開け、風の通りをよくし新しい空気を取り入れ、湿気を含んだ空気を換気扇から排出します。この時期、換気が最も大切なので、浴室のシャンプー、ボディーソープ、せっけんなどを所定の場所に整理し、風をよく通し、シャンプー底にカビが発生しないよう空気が回り、換気がうまく出来るようにします。

 細菌の発生でにおいの出る、生ごみはしっかり絞り、水分を残さないようにし、包装紙や電話帳などの紙に包んで排出します。ゴミ容器は排出の度に消毒用エタノールを噴霧しておくとにおい発生が防げます。

 洗濯物にも細菌でにおいが発生することがあります。この時期だけ、脱水を6分くらいと長くして水分をしっかり除きます。すき間を空けて干し、1枚にしたり、幅広ハンガーで布を重ねずに干すなどの工夫が大切です。

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プロフィール

阿部絢子(あべ・あやこ)
1945年、新潟県生まれ。生活研究家、消費生活アドバイザー。薬剤師として洗剤メーカーに勤務した経験などを生かし、暮らしをより豊かにするためのヒントを提供している。
著書に「アイディアいっぱい!整理・整頓術」(ちくま文庫)「これならできる家事整理術」(講談社)「これだけやれば充分 手抜き家事のコツ」(岩波書店)「快適に暮らす小掃除術」(集英社)「からだの力を取り戻す おうち薬膳」(青春出版社)など。

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