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突っ走りそうな時にブレーキをかけたり、落ち込む日に励ましてくれたり。おまもりにしている言葉を、聞きました。
おやじはよく、幼い私を喫茶店に連れていきました。京都に住んでいたので、嵐電に乗って。
2歳半くらいで、電車に乗ったときのことです。空いていた座席に「座りたい」と言うと、おやじは両足の間に私をぴたっとはさみ「隣の席は、あとから乗ってくるおじいさんたちに譲ってあげましょう」と話しました。そしてこう言ったのです。「あなたは強い人ですからね」
これが私に「ぴしゃーっ」と来た。「そうだ、僕は強い人なんだから我慢しよう」っていう誇らしい気持ち。そのまま、おやじの足の間に入って寝ちゃいました。
それから、私はお年寄りを差し置いて座ったことは一回もありません。だって、強い人ですから。
高見のっぽ(81)
(2015年12月7日掲載)
結婚前、すでに同居していた小学生の息子を公園に迎えに行ったときのこと。「あの人誰?」と友達に聞かれた息子が、小声で「僕のお父さん」と言ったのです。普段は「ユージ」と呼ばれていて、「お父さん」と聞いたのはこの時だけ。聞こえないふりをしながら、ジーンとしました。
タレント・ユージ(27)
(2015年3月3日掲載)
育児で頼れる人もなく、つらかった頃、「子どもが成長したら羽ばたくよ!」と夫に宣言。子どもが中高生になった今、私に片方の羽が生えています。
千葉県・パート(43)
(2014年10月3日掲載)
スケートを始めて間もない9歳のとき、父を亡くしました。「パパは絶対、空から見てくれてる」と思って、自然に空を見上げていました。ジュニアの頃からは「ジャンプするときはパパが絶対、上から引っ張ってくれる。美姫がこけないように」って思いながら滑っていました。
つらいとき、人は下を向きがちです。でも空を見ると顔が上がりますよね。空には色々な顔があります。晴れていたら気持ちが高まったり、雨だったら「自分のために空も泣いてくれてる」と思ったり。
海外でホームシックになることもありましたが、「この空は世界中つながっているんだな、一人じゃないんだな」と思いました。この言葉は、子育てやスケートだけでなく、人生においてつらいときに思い出しています。
プロスケーター・安藤美姫(26)
(2014年9月9日掲載)
息子が3歳の頃、大好物のナポリタンを食べ、書いてくれました。冷蔵庫に貼って油染みだらけになった宝物に励まされ、お弁当作りを頑張っています。
千葉県・パート(44)
(2014年4月9日掲載)
洗濯物を畳む私の背後から、7歳の娘に抱きつかれた。まだ小さい手で胸をモミモミ。くすぐったい、あはは!そのときに出た一言。そんなに普段、険しいか?
東京都・双子の母(43)
(2014年3月2日掲載)
息子が5歳のとき。「いたずらしようとしてたな」と私が言うと、息子が笑ってこう答えました。そうだよね、とふっと気持ちが楽になりました。
大阪府・会社員(37)
(2014年2月5日掲載)
長女出産後、授乳に食事づくり、洗濯と何一つ上手にできないことを母に愚痴った時の一言。ママ歴9年目、3児の母となった今でも慰められます。
東京都・主婦(36)
(2013年12月2日掲載)
「生きてるだけでありがとう」の保育園生活から、鉛筆の持ち方や宿題までチェックが増える小学校ライフ。牽制しつつ、自立を促さないと。
東京都・会社員(47)
(2013年10月4日掲載)
宿題のことで、小4と小1の娘にガミガミ。「ママ、怒るしかできなくてゴメンね」と謝ったら、2人そろってそう言ってくれて、恐縮しました。
東京都・広告(44)
(2013年10月4日掲載)
3人の子どもが同時に泣いて大変なときに自分に言い聞かせたり、ママ友と励ましあったり。子どもが「ママ」と甘えてかわいいときにも思い出します。
東京都・高校教員(42)
(2013年9月3日掲載)
家事も育児も仕事も全部完璧にするのは無理。家事の手を抜いてもいいから、その分家族との時間を大事にしようと考えたらイライラしなくなりました。
千葉県・公務員(33)
(2013年9月3日掲載)
子どもの行動にイライラしたときに実践します。一瞬でも1人になると冷静になれます。感情的に鬼のように話してしまう時より、子どもも話を聞いてくれます。
栃木県・パート(36)
(2013年9月3日掲載)
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朝日新聞ハグスタ
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