冬競技のエキスパートたちは平昌オリンピックをどのように見るのでしょうか。それぞれの経験から語ります。解説は佐藤信夫さん(フィギュアスケート)、清水宏保さん(スピードスケート)、高尾千穂さん(スキー・ハーフパイプ)らです
さとう・のぶお 1942年1月、大阪府生まれ。選手として60、64年の五輪に出場。引退後はコーチとして、娘の佐藤有香を世界選手権金メダルに導いたほか、安藤美姫や村主章枝、浅田真央らを指導した。
■佐藤信夫の目 (23日、平昌五輪フィギュアスケート女子フリー) ロシアから個人資格で参加したザギトワとメドベージェワの2人が、今日の内容ではずば抜けていた。特にメドベージェワはプログラムの完成度…[続きを読む]
すずき・あきこ 1985年、愛知県生まれ。6歳からスケートを始め、2012年世界選手権で銅メダルを獲得。五輪は10年バンクーバーと14年ソチと2大会連続で女子シングル8位入賞。現在はプロスケーターや解説者、振付師として活躍。
■鈴木明子の目 グランプリ(GP)ファイナルから全日本選手権へと続く期間は、フィギュアスケートが盛り上がります。今回のGPファイナルの会場は名古屋。男子シングルの宇野昌磨選手(トヨタ自動車)は、成…[続きを読む]
しみず・ひろやす 1974年2月、北海道帯広市生まれ。94年リレハンメル大会から4大会連続で五輪に出場。98年長野の500メートルで金、1000メートルで銅メダルを獲得。02年ソルトレーク五輪では500メートルで銀メダルを獲得した。
■清水宏保の目 (24日、平昌五輪 女子マススタート) 高木菜那がマススタートで有終の美を飾った日本。金3個を含むメダル6個は、ソチ五輪でメダルなしに終わったことを思うと、素晴らしい成績だ。男子も…[続きを読む]
たかはし・だいと ソルトレークシティー、トリノ、バンクーバー五輪複合日本代表
■高橋大斗の目 (22日、平昌五輪・ノルディックスキー複合団体) 練習で日本勢4人のジャンプの調子は良かったが、本番でベストの力が出せなかった。前半のジャンプで首位につけていれば、後半の距離で違っ…[続きを読む]
たかお・ちほ ソチ五輪フリースタイルスキー・スロープスタイル代表
■高尾千穂の目 5位に終わりましたが、小野塚は技の組み合わせはよかったし、空中で板をつかむ動作の「グラブ」もしっかりできていた。回転不足や着地の小さなミスがもったいなかった。 メダルに届かなかっ…[続きを読む]
かんの・のりひろ ジャンプ東京美装スキー部総監督
■菅野範弘の目(ジャンプ・男子団体) 日本勢は特に失敗のジャンプもなく、葛西を中心に力を出し切った。この日の結果が実力でしょう。男子は残念ながら世界との差が開いた印象だ。 今大会を含め海外の大会…[続きを読む]
みうら・ごうた フリースタイルスキー元日本代表
■三浦豪太の目 まさに「原大智のためのコース」だった。女子の競技が行われた前日に溶けかけていた雪が、この夜の寒さで斜面とコブを硬くしていた。他の選手がコブにはじかれるなかで、もともとフィジカルが強…[続きを読む]
きむら・きみのぶ 冬季五輪4大会連続(アルベールビル、リレハンメル、長野、ソルトレークシティー)代表
■木村公宣の目 今大会個人3冠を狙ったマルセル・ヒルシャー(オーストリア)や今季ワールドカップ種目別2位のヘンリク・クリストフェシェン(ノルウェー)が途中棄権するなか、波乱のレースを同3位のアンド…[続きを読む]
あべ・しんや 日本女子の監督として2006年トリノ、10年バンクーバーの2度の五輪を率いた後、12年に現役復帰。平昌五輪は小笠原歩と組んで混合ダブルスでの出場を目指した。
■阿部晋也の目 (女子カーリング3位決定戦) 日本の4―3で迎えた第10エンド、英国のスキップ、ミュアヘッドのラストショットを残し、(ハウスの中心部に一番近い)ナンバー1の石は英国だった。ナンバー…[続きを読む]
なかい・たかはる プロスノーボーダー
■中井孝治の目 (22日、平昌五輪スノーボード女子ビッグエア決勝) 決勝に進んだ日本勢全員入賞という素晴らしい結果だが、私は3人の持つ実力を知っているので、悔しいのが正直な気持ちだ。 4位の岩渕…[続きを読む]
フィギュアスケートに関するニュースや最新の日程、注目の選手情報はこちらから[特集ページへ]
平昌五輪会場「負の遺産」様相 活用で対立・赤字試算…
2019/03/15
高木姉妹が故郷幕別でパレード 金メダルの「恩返しを」
2018/04/22
「復興のきっかけになるように」 羽生選手、仙台で会見
2018/04/22
羽生結弦、五輪連覇でパレード「ただいま」 地元仙台で
2018/04/22
「成田3きょうだい」の末っ子の強さに迫る
朝日新聞のパラリンピック・スペシャルナビゲーター。観戦記を毎日配信
号外をPDF形式で。ダウンロード・印刷できます
数々のけがを克服してきた羽生の内面に迫る
PR注目情報