世界のトッププレイヤーになるために | 石川祐希(いしかわゆうき) 世界へ:朝日新聞デジタル

世界のトッププレイヤーになるために

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  • グッドオンユー提供
    野球少年だった石川祐希は小学4年でバレーを始めた。高く速く跳び上がり、鋭いスパイクを放った
  • 中央大時代からイタリアに挑んだ石川は、大きな壁にぶつかった。それを乗り越える転機があった。
  • 世界のトッププレーヤーになる。その夢をかなえるために、どんな努力を重ねてきたのか。

「もっと成長する」

 石川祐希(25)は2020年9月、イタリアの商都ミラノで入団会見に臨んだ。世界最高峰のイタリア1部リーグ(セリエA)の6季目。日本人大リーガーが付ける通訳などいない。ドゥオーモ(大聖堂)近くの会見場。流暢なイタリア語で自己紹介を始めた。

 モデナ、ラティーナ、シエナ、パドバ。所属してきたチームを挙げながら、「今までの経験をミラノに与えていく」。時折、笑顔をみせながら、言葉に力を込めた。

 「プレッシャーは感じていない。東京オリンピックのことは考えていない。今は、この素晴らしいチームで戦っていくこと、もっと成長することを考えている。チームのために全力でプレーする」

FIVB提供

「F1のエンジン」

 野球少年だった石川は小学4年の時、姉の影響でバレーボールを始めた。小中学校で全国大会に出場し、愛知の強豪、星城高校へ進んだ。