東日本大震災から1年を経て迎えた憲法記念日。この間、タブーと向き合ってきたあの2人に聞いた。
■反原発、ひそやかに 沢田研二さん
横浜の自宅近くを散歩していたら、青空にぽっかりと白い雲が浮かんでいた。携帯電話のカメラで思わず3枚、撮った。
3日後、東日本大震災が起きた。栃木県内で音楽劇に出演中、第2幕が始まってすぐだった。公演を中止してホテルに戻ると、停電でトイレの水も流れなかった。
あれから1年あまり。
被災地で炊き出しをする人。大声で支援を呼びかける人。でも多くの人は、気持ちはあるけど何をしていいかわからなかった。
「僕もその一人でした」