学生時代はみんな「気持ち」でコミュニケーションしていた

日本メンタルアップ支援機構代表理事 大野萌子さんに聞く(中)

2018.07.25

 ある共通の時間をともに過ごした人々が集まる同窓会は、「自分の気持ちを解放する場」になり得る貴重な機会です。「一度参加したがあまりいい思い出がない」と感じた人も、メンバーは入れ替わるのだから、参加しなければもったいないでしょう。

日本メンタルアップ支援機構代表理事 大野萌子さん
 「人は、何か共通項があると相手に対して安心感を得るものです。知らない人でも出身県が一緒だったりすると急に親近感が湧くという経験をしたことがある人も多いでしょう。同窓会は、同じ時代をともに過ごした人たちが集まっている場。肩の力を抜いて、フラットな気持ちで参加すれば、瞬時に“あの頃”に戻ることができるのです」。そう語るのは、日本メンタルアップ支援機構代表理事の大野萌子さん。

 同級生の笑顔やふとした表情に「あどけなさ」や「あの頃と変わらないチャームポイント」などを見つけた時、知らず知らずに心がほどけ、タイムスリップできるのかもしれません。

 さらに大野さんは「気持ちと気持ち」で対話できる同窓会は、「心の元気と若返り」にもつながるとそのメリットを説明してくれました。

 よって、いつのまにか「悲しい」「うれしい」という感情に気づきにくくなってしまうのです。だからこそ、人には自分の感情を解放する機会と場が必要なのです。そこで活用したいのが同窓会。学生の頃、コミュニケーションの中心は「気持ち」から発生するものだったはずです。だから同窓会では、素直な気持ちや本音で会話しやすいのです。気持ちと気持ちを通わせて話せる仲間との時間を過ごし、感情と心をリフレッシュさせてあげることはとても大切です」

 心を解放し、人にも自分にも素直になれる場として、同窓会の効能を感じてみるのもいいかもしれません。

(取材・文 新海あすか)

大野 萌子(おおの・もえこ)

一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ(R)資格認定機関)代表理事。メンタルアップマネージャ、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで講演・研修を行い「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『「かまってちゃん」社員の上手なかまい方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)等がある。

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