「見た目」は生き方で決まる だから意志で変えられる

ヘア&メイクアップアーティスト 山本浩未さんに聞く「同窓会メイク」(1)

2018.07.25

 同級生と久々に会う同窓会で悩ましいのがファッションやおしゃれ。「見た目」に人生が表れる年代になったとはいえ、だからこそ老けて見られたくないし、かといって気張りすぎて浮くのも避けたい。どんなことに気をつければいいのか? 『同窓会で二番目にキレイになるには・・・』(小学館)の著書もあるヘア&メイクアーティストの山本浩未さんに聞きました。第1回目は、同窓会をきっかけに山本さんのメイク人生に転機が訪れた話です。

――久しぶりの同窓会って、悩ましいですよね。「正直いって自分の若いころを知っている人たちに、老けた姿を見られたくない」という人もいると思います。

 その気持ち、わかります!でもね、大人になってからの同窓会って、うまく利用すれば新しい世界が広がる絶好のチャンスなんですよ。

 私が30代後半のとき、高校の同窓会に出席したんです。約20年ぶりに再会したクラスメートたちは、みんなそれなりに変わっていたけれど、なんといっても驚いたのは、全員、見た目と職業がみごとに一致していたこと。「市役所に勤めています」という人はいかにも公務員という雰囲気だし、「ピアノを教えています」という人はやっぱりピアノの先生のような風貌をしている。私はすでにメイクの仕事をしていましたが、つくづく「人間は見た目だ」と思いました。見た目がすべてだとは言わないけれど、9割近いのではないでしょうか。10代のころは親からもらった肉体が、そのままその人の見た目だったけれど、20代後半からは、メイクも服も全部自分で選んだもの。だから生き方が見た目にあらわれる。これは逆にいえば、見た目は自分の意志でいくらでも変えられるということだと気づいたのです。

 そして同じころ、たまたま仕事で宝塚歌劇を見る機会がありました。最初はあの独特のメイクが好きではなかったのですが、せっかくなので花、月、雪、星、宙の5つの組を全部見てみたら、もう大ファンになってしまいました。

 考えてみればタカラヅカって、メイクで女性を男性に変えたり、日本人を西洋人に変えたりしているわけでしょう。それくらいメイクには見た目を変える力があると気づいて以来、私独自のメイクのメソッドをいろいろと考えるようになったんです。

 だから同窓会とタカラヅカは、私の人生を変えたといってもいい存在。しかも高校時代にはそれほど親しくなかった人とも、同窓会がきっかけで改めて友達づきあいが始まり、今では仕事を手伝ってもらうほどの仲良しに。「同窓会は気が重い」という人には、「とりあえず行ってみれば?」と言いたいですね。

(取材・文 長山清子)

山本 浩未(やまもと・ひろみ)
広島県福山市出身。資生堂ビューティークリエーション研究所を経て独立。シンプルでわかりやすいメイク理論が幅広い年代の女性から支持を得ている。「生活者としての女性のキレイ」をテーマに女性誌や広告だけでなく、トークショーでも活躍。「今すぐ実践できるメイクテクニック」を発信するメイクアップの第一人者。『おとなメイクは白・黒・赤だけでいい』『同窓会で二番目にキレイになるには・・・』など著書多数。

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