【読者会議】孫育て 本音を言うと…

<Reライフアンケート>孫育ての悩みは?

2018.08.05

 何かと忙しい親に代わって、祖父母が孫の世話をする「孫育て」。親世代との価値観の違いなどで悩みを抱えやすいようです。Reライフ読者の皆さんに、自身の体験や悩みの解消法を聞きました。


休みなし 体力も気力も不安

 午前8時過ぎ、東京都内の主婦(59)は、近くの保育園に孫を送り届ける。3歳の男の子。周りの保護者の中には祖父母の姿も目立つ。時代は変わった、と思う。

孫育て

 会社員の長女(33)が1年前に離婚したのをきっかけに、同居が始まった。以前は助けを求められた時だけ、月2回ほど駆けつけていた。あらかじめ体調を整えていたので、少々無理をしても踏ん張れた。孫は可愛い。娘の助けにもなる。苦ではなかった。「同居しても大丈夫。やっていける」と思っていた。

 だが、そう甘くはなかった。夫(63)と2人暮らしの時は、やるべきことを翌日に持ち越すことができた。女性は貧血気味で、疲れを感じたら横になることにしていた。そんな日は総菜を買ってきたり、外食にしたりしていた。

 しかし、孫には手料理を食べさせたい。洗濯、入浴、歯磨き……。休みはない。「経験でカバーできるはずが、体力が追いつかずつらいですね」

 孫はやんちゃ盛り。外出時も、気が気ではない。我が子なら「自分の責任」で済むが、娘の子とはいえ「よその子」だ。

 しつけも、できるだけ娘の方針を意識して実行している。だが、完璧には合わせられない。

 例えば、娘は自立心を育むために、身支度やおもちゃの片付けは孫にさせたがる。自身は気が短いので、つい手伝ってしまう。食事の時にテレビをつけるのも「それくらいはいいのでは」と思うが、娘は反対だ。

 面と向かって文句を言ったり、けんかになったりしたことはない。お互いに思うところはあるが、同居のルールについてきちんと話し合ったことはまだない。

 仕事で疲れている娘には、「この日の行事、あなたが参加できる?」と優しく伝える。それでも、娘からぶっきらぼうに「お母さん、お願い」と言われると、「全部喜んでやっているわけじゃない」と叫びたくなる時がある。

 息抜きできれば、ストレスはかなり減ると思う。娘と同居する前には、友人と晩ご飯を食べたり、録画したクラシックの番組をゆったりと楽しんだりしていた。今はそれもままならない。

 孫が健やかに育つために、自分も手伝いたい。とはいえこの状況が1年、2年と続けば、体も心ももちそうにない。どうすれば長続きする関係になれるのだろうか。ときどき不安になる、という。

求めすぎず できる範囲で

 5年前から二世帯住宅で息子夫婦と同居しています。7歳、5歳、3歳の孫がいます。我が子の子育てでは、勉強はそばについて教えてきました。息子夫婦は、私たちほど手をかけない。気づきを促す言葉かけも少ないのでは、と心配でした。でも梅雨になると、雨を眺めながら「作物が育つ上で大事なんだよ」と語りかけていました。最近は「相手に求めすぎず、できる範囲で」を心がけています。それで十分なのだ、と。 愛知県 浅井峰晴さん(68)

元気でいて見守るのが一番

 中3の孫が、1年ほど前に一時、登校できない日が続いた。近くに住んでいたので、赤ちゃんのころから遊びに来ていました。悩みは深刻で、歯がゆいけれど見守るしかできなかった。でも、不思議と孫はひきこもらずに、我が家には来ました。何も言わずに好物のポテトサラダなどを作って出すと、黙々と食べていました。中3になると元気を取り戻しました。祖父母は元気でいて、見守ることが一番大事なのだと思いました。 岐阜県 井沢美志津さん(69)

「頼まれたことだけ」踏襲

 女性の社会進出が進む中で、孫育ては重要性を増している。私は息子が2人、孫2人。孫育てについては、義理の娘と話し合うことが多い。私のしゅうとめは、私が頼んだことだけをしてくれた。そのやり方を踏襲している。預ける時、「水遊びさせてもいい? お昼はそうめん」。彼女は私に確認してくれ、その通りにしてくれた。ただし、頼まないことはしない。余計なことをされるより合理的で楽だった。 東京都 大橋直美さん(64)

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