<連載> 太らない間食

甘さより腹持ちのよさ

(きょうもキレイ)太らない間食:3

2018.11.07

 「間食=甘いもの」という認識を一度捨てることを提案しています。私が重視するのは、腹持ちのよさです。飲み物やアイスキャンディーだけでは食べた気がしないし、満足感を得るまで食べるとカロリーが相当高くなります。満足感と満腹感を両方与えてくれるものが理想的です。

 そのために重要なのは、たんぱく質と油。腹持ちがよく、食べごたえもあります。1日の目安の「200キロカロリー」を意識しつつ、これまでのおやつを「賢い間食」に変えてみましょう。大福やせんべい、菓子パンを、たとえばフランクフルトや卵サンドやカツサンドにすれば、コンビニなどで手軽に買えて、たんぱく質や油もとれます。

 甘いものも同じ視点で選んでみてください。ラクトアイスのような軽いアイスよりも、乳脂肪分がたっぷり入ったアイスクリームの方が腹持ちがよい間食と言えます。逆にダイエットで重宝されることが多いノンフライやノンオイルの食べ物は、満腹感が得られず、結局食べ過ぎにつながりかねません。

 いくら腹持ちがよくても、パンやお米やアイスには糖質があるじゃないか、と思われるかもしれません。そのとおりですが、糖質も「絶対禁止」ではありません。たとえば、油が多く含まれているナッツなどを糖質と一緒にとれば、血糖値の急上昇は抑えられます。食物繊維やたんぱく質も同様。組み合わせて食べるものを工夫すれば、糖質も敵ではありません。=全4回

一般社団法人臨床栄養実践協会理事長
足立 香代子(あだち・かよこ)

 1968年中京短期大学家政科食物栄養専攻卒業後、医療法人病院を経て、1985年からせんぽ東京高輪病院に勤務し、現在に至る。医療現場で過剰栄養に対する栄養指導や入院患者への栄養管理を実践し続ける一方、栄養からみた検査値の読み方・評価、対面指導技術をはじめ、食事に経腸栄養、静脈栄養を含めたトータルコーディネートができる人材育成にあたっている。

 日本栄養改善学会賞、厚生労働大臣賞、日本栄養士会功労賞、日本臨床栄養学会教育賞など受賞多数。日本臨床栄養学会、日本肥満治療学会、NPO法人PEGドクターズネットワーク、NPO法人創傷治癒センター理事。日本臨床栄養協会、日本栄養改善学会評議員など多数在籍。日本静脈経腸栄養学会名誉会員。

 著書は、「ズルい食べ方ー人生を守る『足し算食べ』BEST100」(ワニブックス)、「最新!太らない食べ方ー『食べないで痩せる』は大間違い!」(廣済堂出版)、「太らない間食 最新の栄養学がすすめる『3食+おやつ』習慣」(文響社)ほか多数。

  • この連載について / 太らない間食

    「間食=悪」と思っていませんか?ダイエット中はとくに罪悪感にさいなまれることも。でも、間食をうまくとれば、逆に太りにくくなるのだと専門家は指摘します。専門家が間食の上手な取り方を教えます。

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