<連載> デジタルReライフの勧め

フェイスブックことはじめ 友だちの輪は少しずつ広げる

たくきよしみつ「デジタルReライフの勧め」(5)

2018.10.17

  文筆家のたくきよしみつさんが、60代からのデジタルライフを勧める連載。今回はフェイスブックを始めるにあたっての注意点を説明します。

 前回は、中高年に向いているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)はフェイスブック(以下、FB)だと書きました。「基本的に実名登録が義務づけられていて、大人としての責任あるやりとりが期待されている」ことが第一の理由だと説明しましたが、このことを改めて考えてみましょう。

実名、顔出しが当たり前の世界

たくきよしみつ連載5回目
我が家の窓に張りついたアマガエル。日記代わりの写真投稿で、話題が広がることもある

 FBを始めるということは、名前を名乗り、顔を出し、実際の生活の延長としてネット上で人間関係を構築していくということです。その覚悟がない場合は安易に入会すべきではありません。

 よく、「実名や顔を出すのは怖い」といった声を聞きますが、それは、「ネット社会=顔が見えない匿名の社会」だと思い込んでいるからでしょう。

 FBはもともと、米国ハーバード大学の学生が、学生同士の交流の場として作ったのが始まりです。フェイスブックという名前の通り、「学生の顔写真が並んだアルバムをネット上に作ろう」というのが意図ですから、実名、顔出しはあたりまえでした。

 大学は広いので、知らない学生の方がはるかに多いわけですが、キャンパスの中で何かの拍子に知り合い、友達になる……その際に、お互い名前も名乗らず、常に覆面をしてやりとりしていたら、それこそ恐ろしいですよね。それと同じだと思ってください。

 FBはその後、規模が全世界に広がり、今では13歳以上であれば誰もが入会できる巨大なネット社会になっています。FBは特別な社会ではなく、現実社会と同じなのです。

入会方法について(FBの初期設定ガイド)はこちら

ネット上では、けんかや犯罪により警戒を

 リアル社会にも、犯罪者はいますし、問題ばかり起こす困った人もいます。FBも同じで、犯罪が起きたり、けんかが起きたりもします。FBのみならずネット上では、直接顔を合わせての会話ではないため、けんかも起きやすいですし、詐欺などの犯罪もやりやすい環境だと言えます。それゆえ、現実社会で散歩したり買い物したりするとき以上の注意が必要なのです。

 FBは極めて多機能なサービスを提供しているため、たくさんの機能や項目ごとに細かく設定ができます。しかし、入会直後はすべての項目が初期値(デフォルト)になっていますから、思わぬところでプライバシーが公開されたり、いらぬ広告やら勧誘やらのターゲットにされたりもします。

 これからFBに入会しようという人はもちろんですが、すでにアカウントを持っている人も、各種設定をしっかり見直しておきましょう。その、主な「設定」については、付録ページで説明していますから、そちらを参照してください。

設定について(FBの初期設定ガイド)はこちら

個人情報を悪用されないコツ

 ただし、FBに限らず、ネットを利用する以上、個人情報は必ずサーバーに記録され、利用されます。たとえば、Amazonで炊飯器の値段を調べた翌日、まったく関係ない個人ブログを読んでいても、楽天で扱っている炊飯器の広告がズラッと表示されることがあります。FBを閲覧していても、昨日Amazonで見た商品のページへのリンクが表示されることがあります。あなたのネット閲覧情報が裏で記録され、別の企業のポップアップ広告に活用されているわけです。

 気味の悪いことですが、これを恐れ過ぎていては何もできません。大切なのは、情報が悪用されないようにすること、知られたくない情報を露出させないことです。

「友達」を無理に増やすな

 FBでは、ユーザー同士が認めた「友達」という関係と、それ以外の人たちとでは、閲覧できるコンテンツ、できることなどが区別され、それらを細かく設定できます。

 最も基本的な設定は、投稿する際に、それをどの範囲で公開するかを決めることです。

 入会直後、友達ゼロの状態で投稿を「友達のみ」が閲覧できる設定にすれば、せっかくの投稿が誰の目にも触れないことになります。なので、最初にある程度の「友人」を作っておきたいところです。でも、無理に友達を増やそうとする必要はありません。

 入会申請時に、自分のパソコンやスマホ内のアドレス帳を参照させ、FBにそれらのメールアドレスを持った人がいるかどうかを調べさせ、リストアップさせるステップがありますが、私はこのステップは飛ばすことをお勧めします。うっかり、意図していない人に友達申請を送ってしまう可能性があるからです。

プライバシーの設定について(FBの初期設定ガイド)はこちら

甘い誘いは詐欺のにおい

 学校の同窓生が作っているグループに入るという手もありますが、同窓生といっても苦手な人、嫌いな人もいるでしょう。同窓生というだけで苦手な相手からの友達申請が来て断れなくなった、というようなことはよくあることです。最初はじっくりと「あの人はいるかな?」と、一人ひとり、親しい友人らの名前で検索し、相手のプロフィルを確認し、友達申請をするのがよいと思います。

 友達申請では、たとえ知っている人であっても一言メッセージを添えましょう。いちいち書くのが面倒なら、簡単なあいさつ文を短文登録しておいて、それを貼り付けるだけでもいいので、最低限の礼は尽くしましょう。ましてや、会ったこともない人に対して、挨拶もなしで友達申請するのはいけません。「友達申請」ボタンはネットショッピングの「購入」ボタンとは違います。

 逆に、知らない人からのメッセージなしの友達申請は受けてはいけません。知らない人だけど、友達の友達みたいだからいいか、と承認したら、その人から「私は友達申請した覚えはありません」と言って来る、などということもあります。スマホのFBアプリには、知り合いかもしれない人に勝手に申請をしてしまうようなものがありますし、その人が間違って操作したのかもしれません。

 詐欺目的で、不特定多数に一斉に友達申請する行為も日常茶飯事です。これをスパム行為と言います。特に、知らない美女からの友達申請は100%詐欺ですので、絶対に承認してはいけません。

  文字だけのやり取りでは真意が伝わりにくく、時に誤解を招くこともあります。思わぬトラブルを避けるためには、どんな心がけが必要でしょうか。

 友達が少ない段階で、フェイスブック(FB)の書き込みの公開範囲を「友達のみ」に設定すると、読んでくれる人はごく限られているわけで、とても寂しいことになります。しかし、「公開」設定にしたとしても、今日はこんなランチを食べた、という程度の内容では、見ず知らずの人が興味を持ってくれるとは思えません。

最初は公開し、友達を増やす

たくきよしみつ連載5回目
書き込みは個別に公開範囲を設定できる

 ですから、最初のうちは「公開」設定で、意識して趣味や専門的な話題を写真付きで投稿するとよいでしょう。同じ趣味の人や、その情報に興味を持っている人が読んでコメントしてくるかもしれません。また、友人・知人があなたを見つけ、声をかけてくるかもしれません。 

 最初から自分独自の情報を発信するのが難しければ、他人の公開記事を「シェア」するだけでもよいのです。それによって、自分はその情報に興味があると意思表示したことになります。例えば、「迷い犬を保護しています」という誰かの公開情報を「シェア」すれば、一人でも多くの人に情報が伝わることに役立ち、飼い主さんが早く見つかってほしいと願うあなたの意思表明にもなるのです。

  FB外でも、FBのシェアボタンをつけた記事やコラム、ブログなどが増えました。YouTubeの公開コンテンツなどは、シェアボタンを押すだけでなく、「共有」というところに表示されるURLをコピー&ペーストすることでも友達と共有できます。

  そうしたことを繰り返すうちに、次第にFBの友達も増えていくでしょう。ある程度友達が増えて、気の合う人、合わない人が見えてきたら、投稿の公開範囲を「友達のみ」「友達の友達まで」「カスタム(友達リストの中から個別に選んで設定)」などにして、内輪の話題などを楽しむこともできます。しかし、それだけだとLINEのグループのような閉鎖系のやり取りになってしまうので、私はあくまでもFBは「公開」を基本にしています。

知らぬ間にしてしまう「迷惑行為」

 ある程度友達が増えて、やりとりが活発になってくると、気が緩んで思わぬ失敗をしやすくなります。 

 以下にそんな失敗を少なくするための、いくつか注意点を挙げておきます。

【1】メッセンジャーの利用は慎重に

たくきよしみつ連載5回目
グループスレッドを表示した状態で、右上のギアアイコンをクリック⇒ミュート⇒ミ ュートの時間を設定

 FBLINEと同じような機能を持つ「メッセンジャー」というアプリと連携しています。これを使って他人には読まれない私信を送ったり、特定のメンバーだけで構成されるグループ内でおしゃべりしたりもできます。しかし、メッセンジャーの使い方は人それぞれですので、「グループ」の作成には注意しましょう。仲のよい友達を誘ったつもりでも、相手の方は、勝手にグループに組み込まれ、たわいないおしゃべりにつき合わされて閉口しているかもしれません。

たくきよしみつ連載5回目
わずらわしいグループスレッドに組み込まれてしまい、表示ポップアップ 表示がうるさい場合は、そのスレッドの「プッシュ通知」だけをミュートすることがで きる。

 ちなみに、参加したくないグループに組み込まれてしまって頻繁な通知に悩まされるようになった時は、そのグループのスレッドだけ会話を表示させない設定(ミュートするといいます)にすれば、通知がこなくなります。「ミュート」にしたことはグループの他のメンバーには知られませんし、書き込みは記録され続けているので、必要に応じて後で読むこともできます。


【2】「いいね!」の連発に注意

 FBには、投稿に対して「いいね!」「超いいね!」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」という6種類のリアクションをする機能があります。適度に反応が返ってくることで、自分の書き込みが読まれていることが分かるわけですが、あまりにも機械的にリアクションを連発されると、フェイスブックを開くたびに特定の人からの「いいね!」でリアクションを知らせる欄が埋まってしまい、他の読者の反応を確認しづらくなります。それに、なんでもかんでも「いいね!」で返されれば、ありがたみも薄れます。節度が大切です。


【3】写真やタグ付けは慎重に

 人物が写っている写真を投稿すると、フェイスブックは自動的に誰が写っているかを顔認証機能で判定して(間違っていることもよくありますが)、その人の氏名をそこに「タグ付け」するように促してきます。しかし、タグ付けされた人は、それによって容易に検索されるようになってしまいますし、そもそも自分が写った写真を公開されたくないかもしれません。人物が写っている写真の取り扱いには、くれぐれも注意してください。集合写真や飲み会のスナップなどを特定のメンバーで共有したい場合は、そのメンバー専用のグループスレッドを作って投稿したり、共有できる範囲を特定の人に限定した「カスタム」設定を使ったりすればトラブルを減らせます。

タグ付けについて(FBの初期設定ガイド)はこちら

過敏な反応がトラブルを招く

 しかし、かなり注意しているつもりでも、文字だけによるやりとりでは相手の表情や言葉のニュアンスが分からないので、意図せずに誰かを傷つけたり、傷つけられたりすることがあります。

  例えば、「ばあちゃんの七回忌の法事に行ってきたけれど、途中大渋滞にはまってしまい、トイレを我慢しすぎて死ぬかと思った」と書き込んだと仮定しましょう。これに対して、「いいね!」「ひどいね」「うけるね」「悲しいね」という異なるリアクションが混在したとします。「いいね!」や「うけるね」をつけた人は、別にあなたが渋滞で苦しい思いをしたことをあざ笑っているわけではありません。ごく軽い気持ちでリアクションしたはずです。親戚との付き合いをきちんしているあなたに「いいね!」というつもりだったのかもしれませんし、そういう経験は自分にもあるので思わず笑っちゃったよ、という程度の「うけるね」なのです。

  「悲しいね」をつけた人は、ばあちゃんの七回忌という言葉に反応したのでしょうし、「ひどいね」をつけた人は、日本の道路の渋滞はひどいよね、と言いたかったのでしょう。想像できる範囲で、いちばんいい意味、善意に受け止めることです。

  とにかくけんかは避けること。FBに限りませんが、SNSでの論争やけんかは疲れるだけで誰も得をしません。違う意見をいったり、間違いを指摘したりしたくなった時も、いらぬ誤解をされないよう、注意して書きましょう。そして、万一トラブルが起きたときは、大ごとになる前にうまく「大人の対応」をする。くれぐれも、トラブルの火に油を注ぐようなことだけは避けたいものです。

 デジタルを縦横に駆使して、執筆や作曲など多彩な表現活動を展開しているたくきよしみつさんは「デジタルReライフ」を推奨しています。それは、長年親しんだアナログ文化の本質を見失うことなく、デジタル技術を賢く使うことで、ライフスタイルを整えてゆく営みです。インターネットを通じていかに人とつながり、あなたらしい表現を発信していくか。この連載では、そのノウハウをご紹介します。

◇ 

たくき・よしみつ(鐸木 能光)

 1955年、福島生まれ。91年、原子力政策の闇をテーマにした小説「マリアの父親」で第4回小説すばる新人賞受賞。住んでいた福島県川内(かわうち)村で2011年、福島第一原発の原発事故に被災。その体験を元に「裸のフクシマ」(講談社)、「3・11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ」(岩波ジュニア文庫)を執筆。近著に「医者には絶対書けない幸せな死に方」(講談社+α新書)。作曲などの音楽活動、デジタル文化論、狛犬(こまいぬ)の研究などを幅広く手がけている。

公式サイト https://takuki.com/



  フェイスブック(FB)のやり方については、ネット上に親切で詳細なガイドブック的ページが多数あります。グーグルなどの検索サイトで「フェイスブック 入会」「フェイスブック セキュリティー」「フェイスブック 友達申請」など、知りたいことを並べて検索すれば、すぐにいくつかの説明サイトが見つかります。ここでは基本の基本をいくつか説明しておきます。

(付録)フェイスブックの初期設定ガイド

入会方法

 FBは、13歳以上であれば誰でも入会できます。パソコンのWEBブラウザーからなら検索サイトで「Facebook無料アカウントの作成」というページを探してアクセスし、名前(姓名)、携帯電話番号またはメールアドレス、パスワード(盗まれないように複雑な文字列にしてください)、誕生日、性別などを入力。最後に出る「アカウントを作成」をクリックすると、「メールアドレスを認証」という画面になります。入力したメールアドレスがGmailなら、その場でGmailにログインするだけで認証されます。Gmail以外なら確認メールが届くので、そこに記載されている確認コードを入力すればアカウントを作成できます。

 スマホの場合は、FBアプリを起動すると、登録画面が出ます。スマホにFBアプリがインストールされていない場合は、iPhoneやiPadなどは「App Store」、アンドロイドなら「Google Play」からインストールしてください。後の流れはパソコンと同じです。スマホの場合は、メールアドレスの代わりに電話番号を入力してもOKです。

友達の検索

 アカウント作成時に、「すでにFacebookを利用している友達を探しましょう」と促されますが、これは本編コラムでも書いたように、「スキップ」したほうが無難です。アドレス帳を探られ、アプリに友達を拾い出されるのもなんだか気味が悪いですし、場合によってはすごい数の知人が出てきて面食らうことにもなります。友達検索は「後でじっくり」がお勧めです。

プロフィル写真の設定

 プロフィル写真にネコだの、ぬいぐるみだのを使っている人がいっぱいいますが、私はお勧めしません。証明写真のような正面アップの顔写真でなくていいですから、ちゃんと自分の顔が写っているものを使いましょう。これは後から何度でも変更できますので、最初からあまり悩む必要はありません。

「設定」の変更

 書き込みを開始する前に、初期設定を確認してください。パソコンのブラウザーだと、画面右上の歯車マーク(パソコンの環境によっては▼マークの場合も)のアイコンをクリックして出てくるメニュー中の「設定」を。スマホだと、画面右上の3本線をタップして開いた画面の中にある「ヘルプと設定」から「設定」の項目を選んでください。

 「設定」を開くと、さらに左には「一般」「セキュリティーとログイン」「あなたのFacebook情報」などなど、実にたくさんの項目が並んでいます。それらの一つひとつにさらに細かな設定項目があり、とても全部を見る気にはなれないと思います。ここでは、重要な項目に絞って説明します。

プライバシー

 最初にぜひ確認しておきたいのは「プライバシー」という項目です。

 最初の「アクティビティー-今後の投稿の共有範囲」は、書き込みを公開する基本範囲を設定します。初期設定(デフォルト)では「公開」になっているはずです。これは書き込みのたびに個別に設定できますが、うっかり設定し忘れることもあるので、基本を「公開」にしたくない場合は「友達」「次を除く友達」などから選んでおきます。

たくきよしみつ連載5回目
フェイスブックの「設定」は実に様々な項目が存在する。「プライバシー」 「タイムラインとタグ付け」あたりは最初にしっかりチェックしておきたい

 ここで「公開」を「友達」に変更しても、過去の投稿の公開範囲は変更されません。過去の投稿も一括して「友達」限定にしたい場合は、その下の「友達の友達とシェアまたは公開でシェアした投稿の共有範囲を変更」を選べば、過去のすべての投稿の公開範囲を一括変更できます。

 他に、「私に友達リクエストを送信できる人」の範囲や、「友達リストのプライバシー設定」(友達リストを閲覧できる人の範囲)など、いろいろな項目があるので、ヘルプを見ながら設定しておきましょう。

タイムラインとタグ付け

  「タイムライン」とは、これまでに自分が発信した情報が時系列でまとめられているページです。ここにも、プライバシー同様に重要な項目があります。

 「自分のタイムラインに投稿できる人」は、「友達」か「自分のみ」が選べます。友達であっても、自分のタイムラインに何かを書き込まれたくないなら「自分のみ」にしておけばいいでしょう。

 フェイスブックでの「タグ付け」とは、投稿そのものや書き込んだ文章、アップした写真に、「フェイスブックユーザーの名前を貼り込む」ことをいいます。

 ここで注意しなければいけないのは、誰かをタグ付けすると、その投稿内容や写真が、本来の公開範囲よりも広がるということです。

具体的には、

  • ・ タグ付けしたユーザーの公開範囲に設定している友達
  • ・ タグ付けされたユーザー
  • ・ タグ付けされたユーザーの公開範囲に設定している友達 

にまで公開範囲が自動的に広がります。


 例えば、タロウさんが友達のヒロシさんをタグ付けした投稿(文章のみでも可)や写真は、ヒロシさんの友達であるハナコさんにも閲覧可能になります。タロウさんとハナコさんがまったく知らない間柄であっても、ハナコさんがヒロシさんの友達であり、ヒロシさんの投稿公開範囲に含まれていれば、ハナコさんはタロウさんの投稿を読んだり、写真を見たりすることができるわけです。

 この「公開範囲が自動的に広がる」ということを知っていないと、タグ付けが大きなトラブルを生むおそれがあります。

 タグ付けした人の友達に見られないようにするには、投稿を行うとき、記事の横の共有範囲の選択ツールをクリック⇒ [カスタマイズ]⇒[タグ付けされている人の友達]をOFFにすれば見られないようになります。

 自分が投稿する文章や写真へのタグ付けは、上記の設定で公開範囲を決められますが、友達があなたをタグ付けした投稿をした場合への対応はやっかいです。

 そこで、この「タイムラインにある自分がタグ付けされたコンテンツのプライバシー設定」で限定しておきます。ここを「自分のみ」にしておけば、あなたのタイムラインを訪れた友達には見られなくなります。

 その下の「確認」にある項目もすべてONにしておくと安心です。

 他にもいくつも設定項目があって、何が何だか分からないという人もいると思います。実は私も、完全には理解できていません。

 そんな場合、ある特定の友達には、自分のタイムラインがどう見えているのかを確認できるのが「他のユーザーへの自分のタイムラインの表示のされ方を確認」という機能です。あなたのタイムラインのカバー写真付近にある「プレビュー」をクリックし、現れた画面上方の「特定の友達への表示のプレビュー」に友達の名前を入力すると、その人にはどう表示されるかが確認できます。

ブロック

 どうしても関わり合いたくないようなユーザーが出てきた場合は、「ブロック」という機能を使って関係を断つこともできます。FBの「設定」ページにある「ブロック」の項で管理できます。ブロックの仕方、段階も、「制限リスト」(「友達」リストに入れたままであっても、「友達」の公開範囲での投稿を見られなくできる)、「ユーザーをブロック」「メッセージをブロック」など、いくつものやり方を選べます。それぞれがどのように機能するかは、設定ページに項目別の説明が載っていますので、それらをよく読んで使いこなしてください。

 もちろん、ブロック機能など使いたくないですよね。そこまでトラブルが深刻化する前にうまく解決したいものです。

 幸い、今のところ私はこの機能を使わずに済んでいます。

広告

 タイムラインなどに表示される広告の動向は、ある程度コントロールすることができます。「パートナーからのデータに基づく広告」を「許可する」にすると、フェイスブック以外での自分の閲覧や購入履歴などのデータを利用してフェイスブック内でも広告が出てきます。

たくきよしみつ連載5回目
「広告」の設定画面。自分の行動傾向を広告に利用されたくないので、私はすべて「許可しない」に設定している

 「Facebookグループ企業の製品でのアクティビティーを基に、それ以外の場所に表示される広告」は、その逆で、フェイスブック内での自分の動向を外部の広告業者に利用させることになります。気持ちが悪いので、私はすべて「許可しない」にしています。しかし、広告をまったく表示させないようにする設定はできません。

 その他、すべての設定内容を紹介しているとそれだけで本1冊分くらいになってしまいますので、このへんにしておきます。

 詐欺目的の友達申請などに引っかからず、無用なトラブルを避けることを注意していれば、そうそう怖がることはありません。最初からガチガチに「制限」をかけすぎると、充実した交友関係を広げていく可能性を狭めてしまい、フェイスブックの魅力が半減してしまいます。

 初めのうちは、誰でも小さな失敗をするものですので、あまり気にしないことです。少しずつ経験を積みながら、自分のペースでフェイスブックを利用してみてください。

  • この連載について / デジタルReライフの勧め

    アナログ世代こそが、デジタルを賢く使えるはず。60代の文筆家がデジタルツールを活用した「デジタルReライフ」のノウハウを伝授。長年親しんだアナログ文化の本質を見失わず、インターネットを通じて人とつながり、発信するコツを紹介します。

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