<連載> ひとりでできる男の昼メシ

おうちパスタが、イタリア料理店の「あの味」に!?

定年ごはん/ひとりでできる男の昼メシ キャベツとアンチョビのパスタ

2018.10.30

 今回は「アンチョビ」を使ったレシピをご紹介します。わたしたちの子どものころにはなかった食材が、今は市場にどんどん出回っています。アンチョビもその一つではないでしょうか。

定年ごはん パスタ

 アンチョビは、イタリア料理店などでよく目や耳にするため、知った気になっている男性が多いようですが、「実はよくわかっていない」という方が大半です。実際、私のところには、「いまさらほかの人には聞けないんですが、アンチョビって何でしょう?」と聞いてくる方がいらっしゃいます。料理教室でも、一口食べて「食べたことのある味だ!これがアンチョビだったのか」と驚く男性が多いようです。

 アンチョビは、かたくちいわしの塩漬けをオリーブオイルに浸したもので、塩分が多いので料理の味付けに使われます。イタリア語のようですが、実は英語(anchovy)、ということまで知っていれば、ちょっと知ったかぶりができるかも。
 イタリア料理では、パスタやサラダの味付けやピザのトッピング、バーニャカウダソースにも使われ、塩分とともに濃厚なうまみの素となっています。キャベツとの相性がよく、キャベツとアンチョビを一緒に炒めるだけでも、ビールのおつまみに最高です。料理に使うときは、細かく刻んで食材全体に絡むようにするのがポイントです。

 皆さんが知っているようで知らないものとして、他に、ケーパー、バルサミコ酢、チリソースなどもあるのでは? ぜひ、目新しい食材にもチャレンジして、食の世界を広げてみてください。

キャベツとアンチョビのパスタ 材料 (2人分)
キャベツ・・・1/4個
赤唐辛子・・・1本
にんにく・・・1片
アンチョビ・・・6切れ
パスタ(乾)・・・160g
塩・・・大さじ1
オリーブオイル・・・大さじ3
黒こしょう・・・少々

作り方
1 キャベツはざく切りにする。赤唐辛子は水につけてやわらかくなったら種を取って小口切りにする。にんにくは薄切りにする。アンチョビは包丁でたたいておく。[a]
2 パスタはたっぷりの湯を沸かし、塩を入れて袋の表示時間どおりにゆでる。ゆであがり時間の3分前にキャベツを入れる。
3 フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火にかける。香りが出たら赤唐辛子とアンチョビを入れ、潰すように炒める。[b]
4 2のパスタとキャベツ、ゆで汁1/2カップを3に入れ、汁気がなくなるまで炒める。[c]器に盛り、黒こしょうを振る。

[a] 「たたく」はみじん切りの気持ち
[b] いい匂いがしてきた!
[c] 一気に水分を飛ばす

撮影/難波純子 『定年ごはん』(山田玲子著/大和書房)より


山田 玲子(やまだ・れいこ)プロフィル

 フェリス女学院大卒業後、調理師免許を取得。1995年より東京・杉並区の自宅にて、料理教室「Salon de R」を主宰。料理が美味しいのはもちろんのこと、おおらかな人柄と面白い話に、笑いの絶えない料理教室として評判を呼び、生徒のリピーター率が高い。「食は一番身近な外交」と、NY、シンガポールなどで定期的に料理教室を開催。また、千葉県市川市で男性向けの料理教室を開催し、個性豊かな男性たちにもひるまず、時におだてて時に厳しく指導する人気講師として評判が高い。著書に「おにぎりレシピ101」(ポット出版)、「NY発!サラダBOWLレシピ」(大和書房)などがある。

定年ごはん
 山田 玲子 (著) / 大和書房
定価 1404円(税込)

 定年準備するならお金よりごはん!料理しないまま、人生を終えるなんて、もったいない!昼メシからつまみまで66レシピ。本書が目指すのは「たまに作る凝った男の料理」ではなく、「ふだんのごはん」を作れるようになること、です。

  • この連載について / ひとりでできる男の昼メシ

    「料理は初めて」という定年世代の男性を対象に10年以上前から教室を開いている料理研究家が紹介するレシピ本「定年ごはん」から定番メニューを紹介します。人生で初めて料理に向き合う定年男子たちのエピソードも。

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