普段は紙面上で集う読者が顔を合わせる「リアル読者会議」では、読者会議メンバー4人が「変わる、変える 50代からのおひとり生活」をテーマに、識者と語り合った。
パート勤務で一人暮らしの浦川久典さん(56)は、老人ホームの費用だけでなく、高齢でも賃貸住宅を貸してもらえるかどうかや孤独死が不安だと語った。一方、町内会活動などに参加することで「知り合いが増え、存在意義を感じるようになった」という。
ノンフィクションライターの中澤まゆみさんは「誰もがシングルになる時代です。孤立しないためには、ゆるやかにつながる仲間や居場所を探すこと」。博報堂ソロもんLABOリーダーの荒川和久さんは「孤立とは、心がひとりぼっちになること。そうならないためには自己肯定感を上げること」などと話した。
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荒川 和久 (あらかわ かずひさ)
博報堂ソロもんLABO(ラボ)リーダー・独身研究家。博報堂に入社し、自動車や飲料・ビール、食品、化粧品、映画、流通、通販、住宅など幅広い業種の企業業務を歴任。2014年より、独身生活者の消費行動などを研究する「ソロもんLABO」を立ち上げ。独身生活者研究の第一人者として、テレビや新聞など幅広いメディアで活動中。著書は『超ソロ社会「独身大国・日本」の衝撃』(PHP新書)、『結婚しない男たち 増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル』(ディスカヴァー携書)など多数。
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中澤 まゆみ (なかざわ まゆみ)
ノンフィクション・ライター。1949年長野県生まれ。雑誌編集者を経てライターに。介護経験をきっかけに、医療と介護、福祉分野で執筆を開始。『おひとりさまの「法律」』、『男おひとりさま術』(いずれも法研)、『おひとりさまの終活』(三省堂)、『おひとりさまでも最期まで在宅』『おひとりさまの終の住みか』、『おひとりさまの介護はじめ55話』(いずれも築地書館)などの著書では、現場に足を運んで取材を重ね、関連制度の解説や情報入手先など実用的な情報もあわせて紹介している。
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定年や子育て後の世代を応援する文化祭「朝日新聞ReライフFESTIVAL」(朝日新聞社主催、協賛各社)が2019年3月1日、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで開かれました。日曜朝刊「Reライフ」のページと連動したイベントの模様を採録したものです。
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